しまい弘法へ行ってきた。しまい弘法とは京都東寺で行われる弘法市。毎月21日に行われるが、年の最後の弘法市をしまい(終い)弘法と言って特に賑わう縁日らしい。18切符も有ることとて、散歩がてらに出かけてみた。曇り空の一日だったけど風も無く快適な散歩だった。
お散歩気分の出撃なので出発ものんびり。京都には着いたのは午後2時を過ぎていた。京都駅の南口から八条通りを西に向かって歩き出す。堀川通を超えたあたりですれ違う人が増えてくる。しまい弘法の帰りの人波だ。週末の尾頭橋近辺で見る場外馬券売り場の人波と全体的なカラーが似ているけど、女性が多いところがちょっと違うかな。その人波が沸いてくる方向に歩いていくと、東寺の北西門に着いた。
その門の外にも屋台が並ぶ。初めてのしまい弘法なので要領が分からない。到着した時間が遅かったのか、すでに撤収の準備をしている屋台もある。ここは午前中がメインタイムらしいが、この時間でも十分多くの人が出ている。午前中なら人混み嫌いの私としては絶えられなかったかもしれない。弘法市という抹香くさい名前から、骨董品中心の市かと勝手に思っていたけど、出店している店の種類は多彩だ。ガラクタ的骨董品から食料品、乾物、漬物、衣類、陶磁器、植木・・・等、マッサージも有って、なかなか楽しいラインナップだ。
店を覗いても、やいやい勧められる事も無く、質問すれば丁寧に対応してくれる店が多かった。そんな中で柿渋で染めた衣類雑貨を売っているオッチャンがペットボトルに詰めた柿渋を「これでパンツ」を染めるとオシッコ関係のトラブルに効果があると力説。最近、頻繁に尿意に見舞われる私としては重大な関心があったけど、真茶に染まったパンツを履くのも「なんだかなー・・・」と、購入は断念。そのかわり奈良の御所の工房で焼いていると言う蕎麦猪口としては小さく、ぐい飲みとしては大きいカップを一つ購入。値段は500円だったけど、閉店直前の「しまい弘法」の「しまい」と言うことで400円に負けてくれた。買ったものはこれだけだったけど楽しい買い物だった。
夕方4時近く、ほとんどの店が撤収開始。小腹がすいたので屋台で買った大判焼きを頬張りながら京都駅へ向かって歩く。コーヒー豆を販売している店が、そのガレージで紙カップでコーヒーを出していた。名前は日米珈琲株式会社。いい香りにつられコーヒーを頼んだ。一杯150円。そのコーヒーが美味しかった。コーヒーを飲みつつ、タバコも楽しんでいると、横にいた女性が「カステラどうですか?」と話しかけてくる。遠慮なくカステラを頂戴し、しばし歓談。彼女も滋賀からしまい弘法に来たけど時間が遅く、ほとんど終わっていたとのこと。旅先で見知らぬ人と話をするのは楽しいものだ。
その後、新大阪までJRで出て、新大阪駅のチョイ北、東三国の居酒屋で一杯。戻り鰹のタタキ、塩サバ、牛スジどて焼き2本、酒2合で〆て1610円。安い。恐るべし大阪の居酒屋。居酒屋を出てうどんで締めようと思ったら居酒屋の向かいのうどん屋は閉店。新大阪駅の30%オフの神戸屋のサンドイッチを買って帰宅した。帰宅後、弘法市で買ったカップで焼酎のお湯割を飲みつつこのレポートを書いている。(2012.12.21)
◆行動記録
11:38 金山
12:42 大垣
210円(ミックスナッツ2)
13:20 米原
14:12 京都
400円(蕎麦猪口風カップ)
100円(大判焼き)
150円(コーヒー)
700円(豆200G)
16:45 京都発
19:00 東三国居酒屋「依成(よりみち)」
1610円
20:00 新大阪発
499円(神戸屋サンドイッチ、3割引)
野洲で座れた
21:30 米原
22:00 大垣
22:50 名古屋
【人波は落ち着いたけど、まだまだ賑わっている】
【焼印店で自分の名前を探すも発見できず。もっと頑張ればあったかも・・・】
【南大門の外にも屋台が溢れる】
【日米珈琲株式会社の特設ガレージ喫茶コーナーでコーヒーを頂く、1杯150円、これが美味かった】
【自宅用にロイヤルブレンド200グラム700円を購入】
【唯一購入した小ぶりなカップ。手作り感溢れるちょっといびつなところが気に入っている。500円を400円に負けてくれた】
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