2013年3月23日土曜日
氷室神社(2013.3.23)
今年も桜の季節が始まった。厳しい寒さが急に緩み今年の開花は早いようだ。特に東京上野の桜はすでに満開の気配。花見の場所取りのニュースがテレビ踊る。私にとって毎年最初の桜は奈良の氷室神社と決めている。この地域では常に一番早く咲く桜なのだ。ネットで検索してみれば、すでに満開との情報。行かねばならぬ。年金生活といえどもけっこう忙しい状況をやりくりしつつ、18切符を握り締め出かけてみた。
春休みの土曜日、名古屋発関西線の亀山行きはいつもの閑散とした気配とは異なりほぼ満席。なんとか座席を確保しつつ恒例のミックスナッツとビールでくつろぐことが出来た。
一年ぶりの奈良は相変わらず人が多い。JR奈良駅から三条通りを猿沢の池方面に向かう。奈良ホテルを横目に見て国立博物館を突っ切ると目指す氷室神社だ。奈良公園の桜はまだ蕾。しかし、氷室神社のシダレザクラは満開だった。正面から見る花は少し少ない感じだが、向かって右側に回りこみ見上げる桜は、相変わらず見事なものだ。
その後、東大寺から講堂跡のシダレザクラの偵察に向かう。南大門手前の東大寺ミュージアムで「聖武天皇の実像を追って」という講演会が開催されていた。看板に「入場無料」との情報発見。無料に弱い私としては、ちょいとビビリつつ様子を見てみた。すでに講演会は始まっていたけど入場できた。聖武天皇にまつわる平城京、恭仁京、難波宮、紫香楽宮の関係を学ぶことが出来て嬉しかった。この地域に住んでいればいつでもこんな空気に触れることだ出来ると、ちょいとうらやましかった。
講演会を出て、東大寺の裏から戒壇堂を回り、駅前の更科食堂で高校野球の話題で盛り上がりつつ、シイタケ昆布肴に熱燗とたまご丼の夕食。昔ながらの更科食堂は昭和の香り満載で居心地の良いことこの上ない。しかし、駅前道路の拡幅で今年11月で店を閉めるとか。残念だ。東大寺講堂跡のシダレザクラ及び戒壇堂の桜はまだ早く、10日後ぐらいが見ごろと見た。その頃再度出撃したいと考えている。(2013.3.23)
◆行動記録
11:05 名古屋発(18切符2300円)
ミックス、ナッツビール(445円)
14:00 JR奈良
16:30 更科食堂(1600円)
17:33 JR奈良発
20:30 名古屋着
【氷室神社シダレザクラ】
【偶然見つけた講演会、入場無料、面白かった】
【JR奈良駅前の更科食堂のメニュー、シブイ】
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