2013年6月6日木曜日

浅間山2/前掛山(2013.6.6)

昨夜は良く眠れた。睡眠は十分だ。4時に起床、朝食、登山口に移動と順調に行動し、登山開始は6時10分。久々の真面目な登山開始だ。私もまだやれば出来る・・・。

高峰高原車坂峠の登山口に来てみれば、なんとなく記憶がよみがえってきた。芽吹き直後のカラマツに囲まれた緩い登山道を登り始める。第一外輪山の尾根に出ると眼前に浅間山が現れる。その右手のピークが前掛山の山頂だ。そこは第二外輪山なんだけど、ここから見れば浅間山本体と言っても良いほどの存在感だ。

前掛山に行くには、この第一外輪山の内側の急な崖をいったん降り、第二外輪山を斜め左に向かって登ることになる。その登るルートがハッキリ見える。「草すべり」と呼ばれる急坂を下ると「湯の平」。外輪山の底に着く。雪も解け、花が咲き始めている。特に咲き始めたばかりのシャクナゲが美しい。ハクサンイチゲも初々しい。咲き終わる時のゴミのようなシャクナゲに比べて、咲き始めのなんと美しいことか。下山後、地元の人に聞いた話では6月の梅雨明け直後の「湯の平」は一斉に花が咲くらしい。機会があれば見てみたいものだ。

登るにつれて、登山道は火山特有のガレた急坂になってくる。第二外輪山の端に着く。正面には浅間山火口へ向かう広大な斜面が広がっているけど、手前に「立入り禁止」の標識とロープが張ってある。ロープを乗り越えちょいと進めば、火口を直接眺めることが出来るようだけど、素直な私は第二外輪山を前掛山山頂に向かって歩き出す。途中に噴火時避難用のシェルターも有るけど、本当に噴火したら役に立つとは思えないけどねえ・・・。

前掛山山頂に着いた。正面に浅間山火口を取り囲む山頂に続く尾根が見える。前掛山まで来れば火口が直接見えるかも?と、考えていたけど、火口はまだまだ遠かった。浅間山のスケールは大きいねえ。雲が切れて、小諸の街が見下ろせる。その先、遠く霞むのは八ヶ岳。

帰りは、Jバンドと呼ばれるところから第一外輪山の尾根筋を歩き、仙人岳、蛇骨岳、黒斑山を越えて、車坂峠へ下山した。気持ちの良い樹林帯歩き、尾根歩き、火山特有の荒々しいルート、雪融け直後の美しい花、等々、変化に富んだ大変楽しい山行だった。

下山後、高峰高原ホテルの温泉で一汗流し、車で昼寝。車の窓を吹き抜ける風が心地よかった。(2013.6.6/木)

◆行動記録
 4:00 起床
 5:15 雷電くるみの里発
 5:50 高峰高原車坂峠(273キロ)
 6:10 同発(登山開始)
      表道経由
 7:50 第一外輪山尾根
      草すべり経由
 8:30 湯の平
 9:45 第二外輪山端(立入禁止標識)
10:10 前掛山山頂
10:35 同発
11:20 Jバンドへの分岐
12:10 第一外輪山尾根
12:35 仙人岳
13:00 蛇骨岳
13:20 黒斑山
14:30 車坂峠(下山)
      高峰高原ホテル入浴(800円)
16:30 高峰高原発
17:20 雷電くるみの里連泊(302キロ)
17:30 焼肉(春の華)
19:00 就寝

【登山口に標識がある。確かに警戒レベルは1】


【カラマツの新芽の間の道は良いねえ・・・】


【ハクサンイチゲが咲いていた】


【咲き始めたシャクナゲは美しい】


【第一外輪山の足元はすっぱり切れ落ち、下に草すべりルートが見える】


【草すべりルート下部、ここまで下りるとホッとする】


【草すべりから第一外輪山・黒斑山方面を振り返る】


【ガレた急坂を登り第二外輪山端にたどり着く】


【第二外輪山端からこれから向かう前掛山を望む】


【第二外輪山最高点の前掛山山頂。浅間山の本当のピークは2568mなのでほぼ山頂と言っていいかもね】


【前掛山山頂から小諸の街が見える】


【山頂で休んでいると続々と後続のパーティーが登ってくる】


【噴火避難用シェルター】


【第一外輪山。ここらをJバンドと呼ぶらしい。なぜJバンドなのか?良く分からない】




【第一外輪山をぐるっと回る】


【仙人岳近くの尾根からしたのルートが良く見える。ナスカの地上絵を思い出す】


【仙人岳近辺から今までの歩いたルートを振り返る。右のピークが前掛山】


【黒斑山から見た第二外輪山。左上にルートが見える】


【下山後、高峰高原ホテルで一汗流せる。入浴料金800円。タオルサービス】

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