2014年2月5日水曜日

お燈祭り・出発(2014.2.05)

一昨年、新宮の神倉神社をはじめて訪れた。信じられないほどの急勾配の石段に驚き、それを駆け下りる火祭りを知って、一度は見に行きたいと思っていた。それがお燈祭りだ。中上健二が火祭りと呼んでいた古い祭りだ。熊野なら雪の心配もない、と、言うことで、厳冬期東北ドライブの疲れも癒えぬ中、車中泊2泊で出撃。

お燈祭りの詳細も分からぬまま、何とかなるだろうと東名阪に乗り込んだ。しかし、東北同様の強風に見舞われ走行を諦め、蟹江ICで下道に下りた。そこから、国道1号線で桑名、23号線に移り、四日市、鈴鹿、津、そして松坂から42号線で熊野を目指す。今まで、高速で走り抜けてたこのエリアを改めてゆっくり走ってみると、面白い発見も多い。機会があれば再度じっくり訪れたい。

新宮には明るいうちに着いた。速玉大社に参拝後、神倉神社へ向かってみる。有名なお祭りの前夜だから賑わっているだろうと思ったのは甘かった。人っ子一人いない。お燈祭り見物に関する情報収集を画策していたけど、聞く人もいない。駐車場にも車は無い。したがって簡単に車も止められた。

そこへたまたま地元らしき人が通りかかった。そして情報収集。お燈祭りの松明が下り始めるのは明日の夜8時。午後5時以降は境内(太鼓橋の内側)は女人禁制。松明をもって駆け下る「上がり子」は男なら誰でも参加可能。ただし、白装束に荒縄を締めるのがお約束。その「上がり子」は午後7時までに神社入り口の太鼓橋を渡らねばならない。「上がり子」以外は中に入れない。

などなど、話を聞くうちに、祭り見物はかなり難しい気配。神社の外から「下り龍」と呼ばれる駆け下りる松明の火を眺めのも、階段脇の鬱蒼と生い茂った木々に遮られて難しいようだ。遠路はるばる出かけてきたものの、ポスターで見るお燈祭りの「下り龍」を見るのはかなり難しいようだ。

とりあえず、状況は分からないまま、勝浦温泉「はまゆ」に飛び込みゆっくり温泉に浸かる。「はまゆ」は硫黄の香りも良くてとても気に入っている温泉だ。その後、街の居酒屋で「まぐろのわたのトマトソース煮込み」「まぐろ角煮」「サンマ寿司」「クジラのハム」「酒2合」の夕食。そして勝浦漁港突堤にて車中泊。(2014.2.5)


◆行動記録
10:15 出発
10:50 蟹江(26キロ)
11:40 桑名(43キロ)
13:20 松坂国道42分岐
14:50 紀伊長島・道の駅(168キロ)
      ミカン(500円)
16:30 熊野(230キロ)
18:00 勝浦(273キロ)
      はまゆ(320円)
      夕食(2880円)

 【東名阪は強風で走行困難だったけど、七里御浜はベタナギだった】

 【白装束で松明をもって参拝する人を「上がり子」と呼ぶことを始めて知った】

 【お燈祭りの松明の流れ「下り龍」はポスターでしか見られないかも・・・?】

【神倉神社の太鼓橋。祭り当日の午後5時以降、女人結界の橋となる】

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