藤川旅館は素泊り。当然、朝食は無い。でも心配御無用。近くに朝7時から開く讃岐うどん屋がある。そこで食べた釜かけうどんは、さすが本場とうならせる物だった。「釜かけ」いうだけあって注文してから茹でるため若干時間はかかるけど美味しかった。驚いたのは朝8時前からお客さんが次々入ってくる。さすが讃岐うどんの本場だけあるね・・・。
その後、琴弾公園へ向かい琴弾八幡展望台から有名な銭形を眺め、68番神恵寺、69番観音寺を参拝する。神恵寺、観音寺は同じ敷地内に二つの札所がある。納経所は一つでそこで二ヶ所分の朱印を一気にいただく。当然、納経料は二ヶ所分の600円。一度に二ヶ所分の朱印をいただけるのは得したのか?それとも損したのか?。いやいやそんなことを考えるのはまだまだ修行が足りないといわざるを得ない。
観音寺から松山に戻ったのはお昼チョイ過ぎ。時間が有るので、以前、時間切れで朱印をもらい損なった繁多寺へ朱印をもらいに行く。久米という駅まで伊予電鉄に乗りそこから、浄土寺、繁多寺、石手寺、道後温泉と歩く作戦。気になっていた繁多寺の朱印抜けが解決しただけで心安らぐ。こんなことだけでも心の安らぎを感じるなんて、これまた修行が足りないといわざるを得ないねえ。
この日の宿はインターネットで予約した「どうごや」。外見、内装ともに素晴らしい和風建築。そこが、最近外国人旅行者にも人気のドミトリー方式の宿なのだ。1泊素泊り3150円。部屋、風呂、キッチン、トイレなどすべて清潔で快適だった。布団も軽く、シーツも清潔だ。
ただ、通常ミトリーは蚕棚式のベッドタイプを想像するけどここは畳の大部屋。その大部屋を丈の低い複数の衝立で区切った和風ドミトリーだった。早い到着だったので好きな場所をとって良いと言われたけど、このような場所を評価するのは初めての経験で戸惑ってしまった。結局、 廊下に面した一区画を確保しやっと落ち着く。衝立に囲まれくつろいでみれば、それはそれで落ち着くことができる。よく街で見る、段ボールに囲まれて暮らす方々も、こんな気持ちで外との関わりを感じているのだろう・・・。
宿のニイチャンにお勧めの食事処を教えてもらう。名前は味倉。その店が良かった。二日続けて良い店に当たるだけで幸せを感じる今日この頃です。(2014.2.24)
◆行動記録
8:00 藤川旅館発
うどんゆり(釜かけうどん、竹輪テンプラ)
琴弾公園、神恵寺、観音寺
10:28 JR観音寺発
観音寺-伊予三島(特急750円)
12:30 松山伊予鉄大手町(久米 250円)
13:00 浄土寺
13:40 繁多寺
14:40 石手寺
15:00 発
15:30 どうごや(素泊り3150円)
18:00 夕食:味倉(2700円)
ナマコ酢、刺身、じゃこてん、ほーたれ天ぷら、中予風鯛めし、麦湯割
【琴弾八幡宮の石段。かなり古いものと見た。四国には金比羅山もあるし、石段が多いねえ】
【琴弾公園の展望台からのどかな瀬戸内海をバックに銭形を見下ろす。でも、なぜ銭形なんだろう?寛永通宝なんだろう?】
【68番神恵寺、69番観音寺は同じ境内に並んでいる。仁王門も共用。】
【どうごやの玄関は一流料亭の雰囲気だ】
【道後温泉のアーケード内の味倉。良い店だった。】
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