2023年10月30日月曜日

京都一周トレイル⑧(10.30)

 ◆大原から鞍馬へ

10月になって良い天気が続く。そんな雰囲気に背中を押されて最終コーナーを迎えつつある京都一周トレイルに出かけてみた。朝4時起床で朝一番のJRに乗ると大垣の乗り換えを避けられる。米原乗り換え一回だけで朝8時23分に山科到着。京都は以外と近いねえ、、、、。


前回9月に比叡山から大原まで歩いたので今回はその先、大原から鞍馬まで歩いた。この京都北部の田舎道をノンビリ歩くのは誠に気持ちが良い。周囲の畑にはいわゆる「京野菜」と言われる野菜が目立ち、どんな野菜が育っているのか分からない。地元の人に野菜の名前を聞きたい所だけど、地元の人と話す機会が無かったのが残念だった。


勝手に想像するんだけど「すぐき」とか「聖護院かぶ」とかその他名前も知らない野菜かも知れないね。そんな名も知らない野菜畑の先には立派な家屋の集落が点在している。昔はどこでもよく見られた風景だけど、この日本昔ばなし的景観は最近は珍しい。


2時間ほど歩き静原神社で昼食第休止。掃除の行き届いた神社横の児童公園には大きなイチョウが色づき始めている。足元には大量の銀杏が落ちている。そんな銀杏の臭いを感じつつ昼食を取るのもオツなものだ。そのとなりには元気そうな紅葉の巨木があった。まだ色づいてはいないけど、後一ヶ月もすれば見事な紅葉が期待される。


これで京都一周トレイルは残り一つとなった。次回は鞍馬から鷹峯。11月の下旬、紅葉の最盛期の出撃を計画している。


◆行動記録

5:15勝川、ジパング山科往復3850円

5:58金山

7:29米原

8:23山科着

9:43出町柳発

10:15戸寺

11:00江文峠神社、休憩

12:00静原神社、昼食

13:00薬王坂

13:30鞍馬駅

15:05山科、米原乗り換え

16:41大垣


【大原の集落を眺めつつ歩き出す。背後は比叡山】

【ルートは管理された杉林の中を歩く】

【なんとか神社】

【たぶん聖護院かぶ(?)の畑、背後に立派な家の集落】

【静原神社】

【銀杏の根元に落ちた銀杏が集められている】

【薬王坂、ここを越えると鞍馬だ】

2023年10月21日土曜日

⑥帰還(2023.10.21)

 さて今回の旅の最終日。車に乗らずJRの「秋の乗り放題切符」2枚使った六日間は気楽な旅だ。車中泊の旅とは視点が変わり新鮮な気分だった。当面、こんな旅を続けて行きたい。

ただ最近の旅に関してチョット不満が有る。コロナは収束したものの、コロナを経験して人との触れ合いがしにくくなった。以前はすれ違う人に気軽に声をかけていたけれど、最近はそれができない。特に高齢者は常にマスクで人との会話を避けているように見える。


マスク常備装着で黙食に励み、人との会話を避けていると頭が先に劣化していくような気がするけどなあ。四国遍路をしているとき地元の人と話をするのが遍路の目的のようになっていた。「どこへ行く?」「どこから来た?」など取り留めもない会話が大切だった。人は必ずいつか死ぬ。谷村新司も死んじゃったしねえ、、、。


話変わって今回、東京近辺のグリーン車の乗り方をマスターした。以前から駅のホームにあるグリーン券の自動販売機の存在は知っていたけどスイカ専用と書いてあったので購入したこともなく窓口で購入していた。しかしそれでは不便だ。自分の持っている交通系カードで購入に挑戦してみればアッサリ買えた。


料金体系も50キロ以上と以下で変わる二通りだけ。列車を乗り換えても継続して利用できる事も分かった。さらに休日の方が安いことも初めて知った。これからは熱海より先はグリーンを利用したいと思っている。これでお昼のシウマイ弁当がゆっくり食べられる。


⬛行動記録

8:05飯坂温泉発

8:41福島

郡山、新白河、黒磯、宇都宮、戸塚、熱海、浜松

20:37金山


【飯坂温泉駅の芭蕉像、後ろの橋も古いらしい】

2023年10月20日金曜日

⑤飯坂温泉(2023.10.20)

 鳴子に来て大勢の観光客が目立つ。皆さん鳴子峡の紅葉を見に来ているらしい。季節限定の臨時バスもでている。だったら行ってみるかと、鳴子峡行きのバスに乗るために8時に宿を出た。

その前に朝食。温泉宿での楽しみの一つが炊きたてご飯の朝食だ。この西多賀旅館の朝食はその典型。炊きたてご飯、温泉卵、笹かまぼこ、、、。最近の一般旅館の飾り立てた食事ラインナップと異なり実質的で本物の朝食だった。二日前の台温泉もそうだった。


鳴子峡の紅葉は少し早い。鳴子峡には鳴子口と中山平口の二つの見所ポイントがある。JR鳴子温泉駅からJR中山平温泉まで臨時バスがその間を繋ぐ。紅葉も早いし時間も無かったので鳴子口で降りてチラッと紅葉状況を見て戻る計画だったけど、バスを降りようとすると運転手に止められた。鳴子口からのルートは大雨か地震かのため通れないので中山平口へ行った方が良いとの事。


素直な私は運転手に感謝しつつ中山平口に向かった。そのバスも含め鳴子峡は外国人で溢れていた。姿形が日本人と区別がつかないので分かりにくいけれどバスの運転手が親切丁寧に対応していた。今回の旅で特に感じるのは外国人が多いこと。そんな影響か都市型ビジネスホテルの確保が難しい。東横インのホームページもベースが英語となり日本語に翻訳して表示している。そのため不具合もあり使いにくい。しかし私の好きな湯治宿まではまだ外国人も進出してないようだ。


この日は飯坂温泉までなのでノンビリJRで向かう。予約した飯坂温泉なかや旅館は今回三回目。掃除も行き届き食事も美味い。さらに値段も私向きなのが嬉しい。到着後すぐに入ったさばこゆは相変わらずキッパリ熱い良い温泉だ。


■行動記録

6:00朝風呂

7:30朝食

8:30鳴子峡行きバス350円、帰り350円

10:08鳴子温泉発

11:00チョイ過ぎ小牛田着、山の神饅頭530円、コーヒー130円

11:47小牛田発

14:27福島、薄皮饅頭柏谷2個1932円、駅の食料品充実、果物、魚介類、菓子

15:05福島発福島交通飯坂温泉行き370円

16:00飯坂温泉、なかや旅館10760円


【鳴子渓の紅葉は一週間程度早かった】

【鯖湖湯】

【旅館なかや】

【なかやの夕食】

【デザート】

【朝食】

2023年10月19日木曜日

④鳴子温泉(2023.10.19)

 どこで知ったか分からないんだけど、盛岡方面に有名な朝市が有るらしい。盛岡に来て調べてみれば神子田朝市というらしい。私の地元にも昔から4と9の着く日に市がたった。4と9なので「しくのーいち」と呼んでいた。そんな記憶も懐かしい。神子田朝市は朝5時頃から7時頃までと観光案内に書いてある。

だったら朝の散歩を兼ねて出かけて見るかと、早起きしてホテルをでた。いつものグーグル先生に場所を聞けばホテルから3キロ、45分ほど北上川を下ったあたりに市が立つらしい。


ノンビリ歩いて朝市到着。チョッとした広場に簡易な売店が多数設置されている。扱われている物は近隣の農産物が中心。はっきり言って地元の人のためと言うより、観光客期待の朝市かもしれない。平日と言うこともあり、開いている屋台は半数ほど。秋のこの時期なのでキノコや栗等が目立つけど旅先なので買うものはほとんど無かった。


朝市と言えば輪島、高山、越前大野が有名だけどどこも同じような感じ。懐かしい事は懐かしいけれど「しくのーいち」のような賑わいはもう期待できないかもね。


その後、ホテルに戻り、鳴子温泉方面に転進。震災前と後に二回泊まった事のある西多賀旅館に投宿。荷物を置いて共同浴場「滝の湯」へ行ってみた。入浴料金200円、料金、外観は以前と変わらないけど、入るときに係のオネエチャンから30分で出て下さいと言われた。浴室の入口には「写真撮影厳禁、写真を撮った場合通報します」との厳しいお言葉。イロイロ事情はあるんだろうけど厳しい時代になったものだ。


⬛行動記録

5:00起床、神子田朝市、

8:52盛岡発

13:00鳴子温泉、かきあげ蕎麦、ビール、豆腐1700円

14:15西多賀旅館 一泊朝食付き6800円

滝湯、

宿に戻り入浴

18:30夕食居酒屋4900円


【神子田朝市】

【鳴子温泉で昼食、かき揚げ、温泉卵入り蕎麦、冷ややっこ、ビールで1700円】

【西多賀旅館、緑の湯だ】

【部屋にはキッチンがついている。今回は使用しなかった】

【共同浴場、滝の湯】

【西多賀旅館の朝食】

2023年10月18日水曜日

③盛岡(2023.10.18)

 昨夜は寒かった。旅館の寝巻の下に持参のダウンベストを着て布団にくるまる。温泉での長湯のせいか寒くても熟睡できた。

この日は盛岡に向かう。東北が好きで何度も訪れてはいるけど、盛岡には縁が無かった。理由は日本海回りで東北に入ることが多かったからだと思う。新潟、酒田、秋田、弘前と北前船の気配が好きなせいもあるかな?


という訳で、今回は盛岡に泊まることにした。ここでも到着早々、循環バスで市内調査。町並みの間から岩手山が美しい。ビルの間から岩手山を見た時、山梨の町並みから見た甲斐駒を思い出した。やっぱり岩手山は盛岡の山だ。


その岩手山をもっと良くみたいと思って、観光案内所で「近くに岩手山が良く見える所はないか?」聞いてみた。親切なオネエチャンから県立美術館を紹介された。30分ほど歩いて訪れた県立美術館は立派な施設だった。当然、岩手山も美しかった。


⬛行動記録

8:52バス台温泉発560円

花巻、盛岡、観光案内所、市内循環バス、盛岡冷麺、

14:30ホテルメトロポリタン盛岡7360円

県立美術館

夕食駅で買い出し、寿司、刺身、もずく2357円、

パン、お菓子、牛乳、665円、1122円、185円、

コンビニ、ビール、イイチコ、水979円


【盛岡のビルの間から岩手山が見える】

【県立美術館へ行く途中、北上川支流の橋から望む岩手山】

【岩手県立美術館】

【盛岡の城址】

【有名な石割桜】

【原敬銅像、岩手の人だったんだ】

【盛岡冷麺】

2023年10月17日火曜日

②台温泉(2023.10.17)

 今回の旅の目的の一つが台温泉を訪れる事だ。今から30年程前、早池峰山に登りに来たとき地元の人に教わった温泉が台温泉だった。その台温泉を訪れる動画をユーチューブで見て懐かしくなって訪れた訳だ。

宇都宮までの車窓からの眺めはノッペリした関東平野をただただ走るだけで面白くない。宇都宮を過ぎると日光連山が遠くに見え、黒磯に来ると那須は近い。そして白河を過ぎると、東北へ来た感が大きくなる。


花巻でJRを降りバスを待つ。以前訪れたときは宮沢賢治関連の「下の畑に居ます」と書かれた板のあった施設を見た記憶があるのだが、今回はそれがどこにあるのか分からなかった。


花巻駅も台温泉のバス停も形は定かでないものの何となく雰囲気は記憶にあった。花巻駅の水溜まりでビーチサンダルで滑った事、台温泉のバス停でラジオ体操を聞いたこと、台温泉の道で強気のマムシが道を譲らず困った事など、何の脈絡もなく記憶がよみがえって懐かしかった。予約した吉野家旅館は30年前に泊まった旅館「そめや」のとなりだった事も懐かしかった。


⬛行動記録

5:50宇都宮発

7:09黒磯、那須高原行きバス発着

11:47仙台発、上かきあげ蕎麦540円

小牛田(こごた)行き12:32

12:52小牛田発、陸羽東線、石巻線分岐

13:38一ノ関到着

13:45一ノ関出発

14:34花巻、ビール、酒628円

バス14:53 560円

15:30台温泉吉野家旅館チェックイン7470円


【仙台駅の駅そば、なかなか良い】

【花巻駅、30年前とは形は変わっただろうけど雰囲気は同じ】

【台温泉バス停、30年前の面影を残す】

【吉野家夕食】
【吉野家夕食】

【吉野家朝食】

【吉野家はそめやの隣だった】

2023年10月16日月曜日

①宇都宮(2023.10.16)

最近、日本の地方都市に興味を持っている。そんなに寂れてなくて、何となく落ち着いていてチョットした昭和レトロ感も味わえる。ターゲットは県庁所在地と言うことになる。

そんな県庁所在地の中で最も地味な町の一つが宇都宮だ。餃子以外にイメージできるものはない。他にも鳥取とか佐賀とか地味なイメージの県庁所在地はあるけど、どちらも行ってみれば良い町だった。だから宇都宮にも密かに期待して出撃したけどどうなるかな?


先日来はまっている「秋の乗り放題切符」握りしめ始発のJRで東上。3時半頃宇都宮に着いた。観光案内所で情報収集。街歩きマップ(実際は餃子食べ歩きマップ)をゲット。


約40分の市内循環バスで市内調査完了。コンパクトな町だ。餃子屋とホルモン焼き屋が目立つ。循環バスの車窓から大行列の餃子屋発見。大行列を作るのならそれなりの理由があるはずと、市内一周後、列に並んだ。かっての私は食べるために列に並ぶ事は絶対無かったけれど、最近は有り余る時間のせいで時々は列に並ぶ事もある。


待機所とかかれた場所のブロックに腰を下ろしてイイチコ飲みつつ待つこと30分。やっと呼ばれて店内に入る。待っている間のイイチコでほとんど出来上がり、店ではビールも頼まず餃子だけ。焼餃子、揚げ餃子、水餃子を一人前六個ずつ頼んで計990円の夕食。そして結論。宇都宮の餃子は安い。味は味の素の冷凍餃子とほとんど変わらない。あくまでも味覚音痴の個人の意見です。


⬛行動記録

5:14勝川、金山、

7:00豊橋、助六650円

10:30熱海、グリーン料金1000円、ビール270円

14:30宇都宮、市内循環バス

16:00東横イン宇都宮駅前、6935円

二荒山神社、みんみん餃子990円、宇都宮城址公園、イイチコ2個500円、コンビニ1371円


【大行列餃子店の焼き餃子、揚げ餃子、水餃子、990円】

【宇都宮の中心、二荒山神社神楽殿、能楽堂の原型かもね】

【二荒山神社参道は急坂】

【宇都宮を流れる川の水はきれいだ】

【豊橋で買った朝食。出来立ての助六は特に美味い】

2023年10月11日水曜日

神戸循環バス(2023.10.11)

 若い頃、5年程関西に住んだ事があるので神戸には何度も来ているけど、ほとんど土地勘がない。そんな時、手っ取り早く町を理解するのに市内循環バスが便利だ。あちこち日本の地方都市を訪れるとき愛用しているのがこの市内循環バスだ。その事にふと気がついた。

そんな訳で神戸の市内循環バスに乗ろうと思い三宮の観光案内で情報ゲット。時刻表とルート図を頂き循環バスに乗ってみた。一周1時間強。料金260円。神戸の町の案内も付いてお得な市内観光だった。

その後、大阪の行きつけの寿司屋で最後の食事。今回は高松の「骨付き鶏」「讃岐うどん」、姫路の「駅そば」「焼き穴子」、神戸の「神戸ビーフ」、大阪の「寿司」と食べ歩きの旅となりました。満足、満足。


2023年10月10日火曜日

姫路城(2023.10.10)

 乗り放題切符二日目は姫路城に行った。姫路には何度も来ているけど姫路城に入るのは二回目。一度目は今から50年近く前の高校の修学旅行。当然、ほとんど何の記憶もない。当時、関心も無かった事も確かだけどね、、、。

さすがに姫路城は素晴らしかった。中に入って巨大な柱や梁を目の当たりにすると日本の木造建築の凄さを実感する。これらを作った先人のパワーに頭が下がる。


訪れる人は修学旅行生と外国人が多い。私の場合修学旅行で訪れた時の記憶はほとんど残って無かったけど、最近の若者はどうなんだろう?。でも外国人には日本のお寺と比べても分かりやすくて理解しやすいのではないだろうか。


平日にも関わらず天守閣は大混雑。見学コースは良く考えられておりサクサク進むけど急な階段はけっこう厳しい。こんな中で何かパニック的トラブルが起きたらどうなるんだろうとチョイと心配してしまう。そんな雰囲気も帰りに寄った西の丸は変わる。皆さん天守閣で疲れてしまうのか西の丸は静かだ。百間廊下も古くていい感じだった。城の外の好古園も思った以上に良い庭だった。その後、神戸に回り、この日の夕食はチョット奮発して神戸牛のステーキ。なかなか充実した一日だった。


◆行動記録

モーニングうどん、レンコン、ゲソ天、硬し

9:52高松発

12:30姫路、焼き穴子重、柊

姫路城、天守閣、西の丸、好古園

16:30姫路発

17:30三宮

18:00ホテルオークラ神戸チェックイン

18:35シャトルバス

夕食、赤のれん、神戸牛ステーキ

21:00ホテル帰還


【かけウドンにゲソとレンコンの天ぷらを付けたけど、天ぷらは一つで良かった】

【姫路城から西の丸方面を見下ろす】

【姫路城内部】

【姫路城内部】

【姫路城を見上げる】

【西の丸百閒廊下、ここまで来ると人は少ない】

【好古園】

【初めて食べた神戸牛は美味かった】

2023年10月9日月曜日

骨付き鶏(2023.10.9)

 常々愛用している青春18切符は春、夏、冬とあるけど秋はない。その代わりに鉄道記念日切符なるものがあるらしいと以前から何となく聞いていた。そんなとき駅で「秋の乗り放題切符」のポスター発見。免許も返納しこれからはJRと考えていたので、その乗り放題切符を使ってみた。

この乗り放題切符は基本的には18切符と同じだけど購入時に決めた連続した三日間という縛りがある。したがって二人で使うことはできない。ただ利用日を指定して購入するので利用期間内には自動改札を通過できる。三日間で7850円。18切符よりチョイと割高かもしれないけど、気候の良い秋のこの時期利用できるのはありがたいかも、、、。


秋の乗り放題切符握りしめどこへ行くのか迷ったけれど、三日間連続でJRに乗るために四国の高松に行くことにした。目的は骨付き鶏と讃岐うどんを食べること。高松のホテルに到着後、取り合えず一鶴の骨付き鶏を目指す。


最近、歯にトラブルが多くなっているので骨付き鶏に歯が立つのか心配していた。10年以上ぶりの骨付き鶏は切り込みが入っている。しかし、その端は骨に繋がっている。その切り込みのある部分に食いつくのだが骨に繋がった部分が切り取れない。骨を手で掴み無理矢理食いちぎったけれど油が跳ね返り顔中油まみれになる。当然、歯にも巨大な力がかかるけど歯を折ることもなく無事に食事を終えることができた。ヨカッタヨカッタ。


思い返せば昔の骨付き鶏は切り込みも入ってなかった。今回、無事に食べることができるかどうか不安だったけど、無事に食事を終える事ができて嬉しかった。なんやかんや大騒ぎの骨付き鶏だったけど美味しかったなあ。10年以上前の昔は肉を食べ終わり、骨に着いた残った肉片を余った鶏の油につけて、その油でビールの大瓶がもう一本飲めたけど、今はトータルでビール大瓶一本。チョイと寂しい。


◆行動記録

9:26金山発

米原、姫路、駅そば、相生、岡山

15:30 高松

クレメントイン高松チェックイン

骨付き鶏一鶴



2023年10月5日木曜日

東大寺国宝二件(2023.10.5)

 東大寺にはたくさんの国宝の仏像がある。そんな中には通常公開されていない仏像も多い。秋になって特別公開の情報。「僧形八幡神坐像」「執金剛神立像」を見に行ってきた。久しぶりに訪れた奈良は外国人で溢れていた。飛び交う言葉も聞き慣れないものが多い。コロナも終わり、旅行を楽しむ人々の表情はとても楽しそうだ。


「僧形八幡神坐像」は戒壇院の東の八幡殿、「執金剛神立像」は東大寺の東側の三月堂にある。さすがに特別公開の仏像を見に来る外国人も少なくてゆっくり拝観できて楽しい拝観だった。特に三月堂は東大寺に奈良時代から残る数少ない建築物で内部の空気もどこか違う。久々に見た不空羂索観音の残った金箔が美しかった。


その、不空羂索観音の背中側の扉の中に執金剛神立像はある。通常はその扉は閉められて見ることができない。その扉が今回は開いている。昔、教科書で見たことがあるようなないような執金剛神立像をじっくり見ることができて嬉しかった。


近鉄奈良駅から八幡殿、三月堂、手向山八幡宮、春日大社を回り、奈良公園を突き抜けて奈良駅に戻った。ぐるっと奈良を一回りすると、けっこう良いハイキングになる。


【右が「僧形八幡神坐像」快慶作と言われている。秘仏のせいか色彩が良く残っている。その表情が印象的だ。右が「執金剛神立像」、扉の外にはその原色のレプリカがあるけど、色がつくと印象が変わるね。

【三月堂の姿は面白い】

【手向山八幡は東大寺の守り神。神様仏様みんな仲良し。日本的で美しい】

【戒壇院と大仏殿の間に八幡殿がある。今回、僧形八幡神坐像を見に来て初めて知った。】