2010年8月31日火曜日

温泉津温泉(31日泊)

【温泉津温泉山県屋旅館・内湯】


【温泉津温泉薬師湯の三階ベランダから町並みを望む】




【温泉津温泉・薬師湯】




【温泉津温泉・地酒、個々の酒は美味しかった】


【湯治宿・長命館玄関】
残念ながら休みだった

【湯治宿・長命館・裏の建物】
使われているのだろうか?不明だ


【温泉津温泉・山県屋・夕食】
この他に揚げ物が出た

 私、地図を見るのが趣味なんです。そんな私が以前より気になっていたところが温泉津温泉。なんせ地名に「温泉」という文字が二つもある。「これはただならぬ温泉に違いなかろう」となぜか思い込んでしまったのです。「一度は行かねばならぬ」との気持ちを今回実現できてとても満足しています。
 
 JR温泉津駅に降り立てば、やっぱり暑い。駅前に温泉津温泉との表示の有るバス発見。運転手に聞いてみれば、歩けば15分程度とか。でもあまりの暑さにバスに乗ることにする。バス代140円(だったと思う)。
 
 狭い路地を抜けてバスはすぐに終点着。共同浴場の薬師湯、元湯の前。この二つの共同浴場はかなり古い。でも非常にイケテル。元湯の向かいには長命館という湯治宿。その湯治宿に重大な関心を持っていた私は玄関を覗いてみる。おばちゃん登場。そのおばちゃんに今日、宿泊したい旨を伝えるも、休みだとか。
 
 仕方がないので、とりあえず、隣の薬師湯に入ってみる。薬師湯は若いオネエチャン二人が受付。とても親切で、温泉の入り方、風呂上り屋上ベランダで町並み眺めつつ休んだら良い、などと、いろいろ教えてくれる。
 
 温泉は鉄分、塩分、その他、いろいろ入っているような、いわゆる「濃い」温泉。非常に温まる温泉だった。この猛暑の中、この「濃い」非常に温まる温泉に入ることはかなり無謀といわざるを得ない。風呂上りに三階の日影になったベランダで風に吹かれつつ、温泉津温泉の町並みを眺めるのは、かなりオツな気分だった。
 
 後から判ったんだけど、この温泉津温泉は石見銀山が世界遺産になった関係で、最近、若い人の町並み保存に向けての活動が盛んらしい。いわゆる、昨今、注目の温泉地らしい。私にとって、そんなトレンディーな気配は願い下げなれど、若いオネエチャンたちの親切な対応はありがたかった。
 
 そのオネエチャンにお今夜の宿を紹介してもらう。薬師湯の筋向いの山形屋。1泊2食付9500円。そこの風呂には薬師湯の源泉が供給されているらしい。山形屋の夕食は贅沢ではないけれど丁寧な料理でとても良かった。最近、年のせいか贅沢な食事より、丁寧な料理に心が動く。その夕食に出たカンパチと鯛の刺身が特に良かった。(2010.8.31)

2010年8月30日月曜日

鳥取温泉(30日泊明け)

【鳥取温泉・元湯温泉】



【湯温・49.7℃、湯量も豊富】

 鳥取のビジネスホテルで地元の観光パンフレットを仔細に検討していたら、ホテルの横に鳥取温泉の表記発見。しかも朝6時から営業しているとか。これは行かねばならぬ。朝5時起床。明るくなるのにあわせて市内徘徊開始。そして鳥取温泉・元湯温泉発見。入浴料300円。期待していなかったから特に感じたのかもしれなかったけど、素晴らしい温泉だった。浴槽の縁から大量にかけ流される大量かつ高温の湯が気に入った。
 
 鳥取のビジネスホテルに泊まり、地魚で一杯やり、温泉に浸かる。結果的に最強の行動パターンとなり満足満足。(2010.8.30)

鳥取(30日泊)

【鳥取城址・久松公園から鳥取市街を望む】



【鳥取城址の石段】




【鳥取のイワガキ】


 鳥取に泊まるのは今回初めて。岩井温泉で一風呂浴び、JRに再度乗り込み夕方鳥取着。泊まりはあらかじめネット予約のホテル・アルファーワン(1泊4600円)。チェックイン後、町を偵察。鳥取の町は懐かしさに溢れていた。小さな居酒屋が多数有る。金沢でも感じるんだけど日本海側の地方都市には昭和の気配を残しているところが多く、まっこと私の望むところだ。この鳥取もそういう意味で私好み。いつまでもこの雰囲気尾を残してもらいたい。
 
 夕食は近くの「地産地消」の看板を掲げる魚料理の店に入る。のどぐろ塩焼き、イワガキ、地魚の造り、地酒2杯で5000円チョイ。一人での夕食に5000円以上使ってしまった。チョイと反省しつつ、「でも、のどぐろ食べたんだから仕方ないよ」との陰の声も。確かに鳥取ののどぐろは今まで食べたのどぐろの中で一番美味しかったかもしれない。
 
 翌日早朝散策した鳥取城跡近辺もなかなか良い雰囲気だった。チョット登って久松公園から鳥取市街を眺めてみた。梶光男(だっけ?)の「青春の城下町」がなぜか突然、頭によぎる(フルイネ)。さらに久松山頂上までの散策路もあるけど、早朝にもかかわらずこの暑さは何だ!。山頂まで行くのはあきらめそのままホテルに帰還。ホテル横の駅前市場を覗いてみる。「のどぐろの」干物に心惹かれるも、まだ旅は始まったばかり、買うのはあきらめ、温泉津温泉へ向かって出発。(2010.8.30)

岩井温泉(30日)

【岩井温泉・ゆかむり温泉共同浴場内湯】
熱い湯が溢れている




【岩井温泉には古い木造旅館多数】




【岩美から岩井温泉までのバスも私一人】




【岩井温泉・ゆかむり温泉の畳敷き休憩室】



【豊岡駅前スーパーで購入の鯖づくし(500円以下だった)】


 またまた18切符での遠征。今回は山陰本線で出撃,、福岡博多で折り返し、山陽本線で帰還予定。の4泊5日。宿泊は鳥取、温泉津、博多、尾道(近辺)を想定。
 
 初日、鳥取への行きがけの駄賃として岩井温泉に寄ることにする。岩井温泉はかなり古くからある温泉。ネットで見た情報によると、オッサン三人が手ぬぐい被って湯に漬かっている「ゆかむり」で有名らしい。勝川始発(5:22)になんとか乗り込み、名古屋、大垣、米原、京都、亀岡、園部、福知山、豊岡、浜坂と乗り継ぎ、岩美下車は15時チョイ前。その間、朝食(京都の牛丼弁当)、昼食(豊岡鯖づくし)、キリン端麗生1本、ワンカップ(香住鶴)1本、うたた寝多数。まったくのん気な旅だ。
 
 岩美駅で降りればただただ暑い。駅前のバス停に旅行者一人。北海道出身でこの暑さに苦しんでいる模様。彼は鳥取砂丘を目指し、私は岩井温泉に向うべくバスに乗る。10分程度で岩井温泉バス停下車。180円(200円かも)。
 
 バス停横に「ゆかむり温泉」という入浴施設がある。入浴料300円。浴槽には大量の湯が掛け流されていた。湯は透明でさっぱりしているが温泉特有の存在感がある。湯温はかなり高く加水しているとか、山陰の地味なこの地方に高温の温泉が多いということが何か不思議な気がする。
 
 外は夕立。傘を持ってない私は帰りのバスが来るまで畳敷きの休憩室で扇風機にあたりゴロ寝。雨が弱くなった時を見はからって町を探索。木造三階建ての旅館なんぞもあって、かなりの歴史を感じる温泉だ。この山陰地方は昭和初期、大正あたりに栄えたことが感じられ、何か懐かしい気分に溢れている。(2010.8.30)

2010年8月25日水曜日

福地山

【福地山登山道展望台から焼岳を望むも稜線はガスの中】


【福地山山頂、けっこう広く北アルプスが望める】


【福地温泉「昔ばなしの里露天風呂】



 今年の夏は天候が不安定。べつに雨が多いというわけでもなく、街場は常に猛暑。山は大気不安定でいつ雨が降るか分からない。しかも降るときは異常に降る。そんな訳で、山中で泊まる気になかなかなれない。したがって日帰りが多くなる。
 
 今回、御岳に日帰りしようと朝早く家を出る。車を走らせるに従い、山にかかるガスが気になる。高い山は展望がなさそうだ。視界のない山に登るのは避けたい私としては、もう少し低い山に登ることにした。下山後の温泉は必須だから、とりあえず福地温泉裏にある福地山へ向かってみる。
 
 地図も持たずに着たので登山口が分かるかどうか心配したけど、すぐに見つかった。福地温泉の朝市近辺の駐車場を探すもけっこう一杯でなかなか適当な場所がない。親切な朝市(常設)のオッチャンが近くの空き地を教えてくれる。車を止めて歩き始める。
 
 樹林の中の広くて歩きやすい登山道が電光を切って続いている。日差しは強いけど、木陰の登山道なので涼しく歩ける。道も広く刈り払われているため風も通る。登山道は山頂まで樹林の中だけど時々木が切られた展望台が現れる。焼岳展望用、乗鞍展望用、穂高、槍展望用などなどのポイントが現れるも、稜線はすべてガスの中。でも、こちら側は日差しが強くて、明るい気分で歩くことが出来た。山頂は1671m。秋の移動性高気圧に覆われた時期、再度登りたい。北アルプス方面の展望と紅葉が期待できる。
 
 下山後、福地温泉「昔ばなしの里」で汗を流す。以前来たときより、各所が綺麗に保たれている。若いニイチャンが関わって頑張っているようだ。古民家風の座敷で休憩しつつ食べた、サービスの五平餅が美味しかった。(2010.8.22/日)
 
●福地山行動記録
  8:25 登山口
 10:35 山頂
 11:00 下山開始
 12:05 登山口
 
●福地温泉「昔ばなしの里」
 入浴料 500円(五平餅1本サービス)

2010年8月18日水曜日

帰還


 7時38分村上発。今日も一日鈍行の旅。駅でお土産用〆張鶴4合瓶3本、鮭の酒びたし購入。ついでにプラカップも購入。電車の中で〆張をチビチビやる作戦だ。朝も早かったので、とりあえず村上から新津までは熟睡。
 
 長野から松本までの空いた列車で〆張り飲みつつ昼寝。勝川帰還は午後7時チョイ過ぎだった。良く食べ、良く飲み、良く昼寝した一日だった。
 
 今回の旅では車窓から見た新潟の稲穂の美しさが記憶に残った。これぞ日本の原風景。(2010.8.18/水)
 
●今日の18切符
 村上=>新津=>長岡=>直江津=>長野(駅そば)=>松本=>中津川=>勝川

2010年8月17日火曜日

再度村上

【羽越線列車内部・一車両客一人、贅沢だ】


【瀬波ビューホテル露天風呂・お約束の夕日】

【村上・七夕】



【村上・七夕、若者が中心だ】

 
 朝8時10分、日景温泉の若女将に駅まで送ってもらい村上に戻ることにする。日景温泉に入るために秋田、青森県境のこんな遠くまで来る、自分自身の「物好き度」がチョット誇らしい。
 
 大館で約1時間の列車待ち。駅前に大きな弁当屋。JRがまだ国鉄と呼ばれていた時代にタイムスリップした雰囲気だ。まさに「昭和」を感じさせる。
 
 店の名前は「花善」。ここの鳥めしが有名らしい。大館から秋田までは列車内で熟睡。鈍行での旅はなぜこんなに眠れるのだろう?不思議だ。秋田駅では花善の鳥めし弁当を購入。
 
 酒田行きの列車に乗り込む。その列車で検札があった。その時気がついたんだけど、18切符利用者が多い。しかも高齢者中心だ。私の乗った列車は窓際に一列並ぶベンチシート。要するに通勤電車によくある形。私の向かい側の一列11人中、7人が18切符を提示した。この18切符はJRの売り上げに貢献しているのかも知れない。その7人の中には中国人もいる。18切符を使う中国人なんて、なかなか渋いねー。
 
 酒田から村上までの最後の鈍行。18切符利用者以外ほとんど乗客もいなくなる。特に最後尾のベンチシート列車の乗客は私一人。こんな贅沢な列車で申し訳ない。
 
 夕方5時チョイ前、村上に戻り駅前の店じまい直前の観光案内所にて情報収集。瀬波温泉の立ち寄り温泉、バスの時刻表なんぞゲット。宿に荷物を置いてから、入浴用タオル片手に瀬波温泉へ出かけてみた。
 
 観光案内所で得た情報に従い村上駅からバスで瀬波温泉まで5分程度。バス代180円。海岸沿いの瀬波ビューホテルで汗を流す。大量の湯が浴槽の縁からあふれ出す豊富な湯量だ。でも、温泉の成分なんぞの表示説明によれば、循環、塩素殺菌実施との表示も有る。浴槽から流れ出す大量の湯とその説明とのギャップが若干理解できなかった私です。でも、瀬波温泉お約束いの露天風呂からの夕日も眺めることが出来てうれしかった。
 
 瀬波温泉から村上駅に戻ればすっかり暗くなっている。たまたま当日は村上の七夕。名古屋近辺の商店街にキンキラの七夕飾りがひらめく七夕と異なり、暗い町並みに大小の提灯を飾った山車に子供たち生演奏の太鼓と笛のお囃子。そんな山車が次から次へと現れる。古い町ごとに山車が出るらしい。そして通り沿いの家々は道に向かって大きく座敷を開いて宴会状態。その宴会に向かって獅子舞が踊っている。とても懐かしく趣深いお祭りだった。良いもの見せていただきました。(2010.8.17/火)
 
●今日の18切符
 陣場=>大館=>秋田(花善の鳥めし)=>酒田=>村上
 
●瀬波温泉ビューホテル入浴:525円