● ビジネスイン土佐=>清瀧寺=>塚地峠=>青龍寺=>国民宿舎土佐
「清瀧寺」と「青龍寺」同じような名前だけれど、呼び方は「セイリュウジ」と「ショウリュウジ」。両方とも立派なお寺だ。
この仁淀川の河口周辺地域も古来津波には悩まされたらしい。東北震災の津波直後だけに歩きながらも津波のことが気にかかる。特にこの土佐市には避難する高台もほとんど無い。この場所に今回の東北大震災並の津波が来たならどのぐらいの被害が起こるか予想もつかない。「清瀧寺」と「青龍寺」はその少ない高台にある。昔から津波の避難所になっていたと思う。
足は痛いけど、なんとか歩ける。街から離れてひと気が少なくなったころ前夜、洗濯して生乾きになった下着をザックの後ろに縛り付けて乾かすことにする。さらに靴下は縛るつける方法がないのでベルトに挟んで乾かすことにした。数時間後、洗濯物はすべて完全に乾いた。
清瀧寺から青龍寺に向かう道は「四国のみち」として整備されている。途中、塚地峠への上り口には休憩スペース、東屋もあってとても快適なルートだった。この「四国のみち」はへんろ道と合致している部分も多く、途中の休憩スペースは「歩き遍路」の野宿スペースとしても利用可能と見える。
今の世の中、野宿を認める(黙認かもしれないけど)地域は四国以外には無いと思う。そんな雰囲気が四国遍路の魅力かもしれない。私がもう少し若かったらシュラフ&マット持参で野宿遍路を目指したかもしれない。今となっては荷物の軽量化、行動後のお風呂、虫に食われない睡眠の確保などの理由で野宿は避けたい。
塚地峠を下ると宇佐の町に出る。浦ノ内湾という細長い湾が入り込んでいるが青龍寺 はその反対側にある。その湾口を宇佐大橋で越え青龍寺へ向かう。途中、「青龍寺はこちら」の看板発見。眺めていたら穏やかな感じのオッチャン登場。恒例の「どこから来た?」「どこへ行く?」の遍路的挨拶から世間話に発展。そのオッチャンは手に持ったかごの中に大量の小さな貝を持っていた。聞けば「ニガニシガイ」とのこと。「塩茹するとビールや焼酎のアテに最高や」、「今日は大潮だったのでよく取れた」とのこと。私も時間と収穫物を入れる籠があれば貝取りに励むにだがなあ・・・。
その後、青龍寺で本日の行動停止を決定。奥の院近くの国民宿舎土佐に予約の電話を入れてみた。あっさり今夜の宿確定。国民宿舎土佐はしっかりした建物で、遍路と言うより南欧をイメージした建物だ。若干の違和感はあるものの、南欧風露天風呂から眺める太平洋は素晴らしかった。
●行動記録
07:45 出発
08:50 清瀧寺 300円
11:09 塚地休憩所
11:52 塚地峠
13:15 竜の浜
14:10 青龍寺 300円
15:10 奥の院 国民宿舎土佐(行動終了)
● 歩行距離
ビジネスイン土佐~清瀧寺=>3.2キロ
清瀧寺~青龍寺=>14.8キロ
青龍寺~国民宿舎土佐=>0.6キロ
【合計】=>18.6キロ
● 主な出費
清瀧寺納経 300円
青龍寺納経 300円
缶ビール大 450円
冷酒 500円
国民宿舎土佐(2食付)宿泊 6800円
【清瀧寺山門下の石段】
【清瀧寺のこの仏像の下には戒壇巡りがある】
【それがけっこう怖かった】
【それがけっこう怖かった】
【塚地峠入口の公園にある東屋】
【塚地峠への登り】
【歩きやすい道だ】
【宇佐大橋】
【青龍寺参道】
【青龍寺奥の院への道】
【国民宿舎土佐の展望露天風呂】
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