● 国民宿舎土佐=>横波三里=>須崎(大善寺)=>安和(民宿安和の里)
相変わらず足が痛い。宿に着くとしびれるように痛む。靴下を脱ぐのが怖い。でも朝になると痛みがなぜか和らぐ。お大師様のご利益かなー。お大師様なんて言葉が出るだけでも「へんろ体質」になりつつあるのかもね。今日も出発時、なんとか足が動いた。
正式なルートは宇佐の町まで戻り、浦ノ内湾を船で行くらしいけど、宇佐のオバチャン情報によれば巡航船は運航してないとのこと。その他の情報紙では運行しているとの記載もあるが、真相はどうなんだろう・・・。足も痛いので船で行きたかったけど、浦ノ内湾の外側、横波三里と呼ばれるコースを行くことにした。
海岸から100メートルほど上に連なるスカイラインコースだ。当然、展望はすこぶる良い。海が青い。入り組んだ入り江が美しい。風は爽やかだ。でも日差しは強く、加齢により弱まった肌にますますダメージが蓄積する。遍路用菅笠の必要性を痛感するも、近くに売っているところは無い。次回には菅笠を確保したい。途中、武市半平太の銅像がある。太平洋を眺めて立っているお約束のポーズだ。坂本竜馬、中岡新太郎、山内一豊、板垣退助・・・など、高知県には銅像が多いねー。
横波三里から下ったとき、遠くで雷。雨も降ってきた。久しぶりの雨で気持ちいい。傘を差して歩き続ける。須崎の手前で「おへんろさん休憩所」発見。へんろ道にはこの手の施設が多く、どこも綺麗に掃除が行き届いている。
そろそろ今日のねぐらが心配になったころ、須崎の駅前に正式な名前は忘れたけど「駅前かわらばん」とのボランティア的、お接待的、地域おこし的施設発見。入口付近でブラブラしていたら、中から強引にお茶のお誘い。とりあえず入って、冷たいお茶とコーヒーとお菓子をご馳走になる。
そこで、今夜の宿の相談。須崎の次の集落「安和」にある「民宿安和の里」を紹介してもらう。今回の四国遍路、どこへ行っても宿がすぐに確保できる。まっこと四国は放浪に向いている。
民宿安和の里に着いたのは夕方五時。風呂、洗濯、海岸の散歩と流れるように夕方の作業をこなし、6時ちょい過ぎ夕食。そこで犬山から来たオッチャンと同席。当日の泊り客は二人だけ。春日井と犬山の客が四国の安和で同席したわけだ。そのオッチャンの話も面白かった。
60歳前に奥さんを無くし、これ以上頑張ってもしょうがないと自営業をたたみ、以来、自分の好きなことだけをする毎日。四国遍路は今回で12回目。毎回、車で回り、10回目までは納経帖に朱印をもらっていたが11回目からは朱印をもらわず参拝のみ。でも昨年、道後温泉近くで交通事故(物損)。お大師さまのバチがあたったかも(冗談だけどと言っていた)。
要するに納経料300円も88ヶ所も回るとバカにならない。さらに駐車料も必要な寺もあるとか、、、さらに「へんろの神様」ナカツカサモヘイ氏にまつわる話など面白かった。
● 行動記録
07:50 国民宿舎土佐発
08:50 帷子崎
09:50 横波納骨堂
11:07 横波三里を降りレストラン浮橋
13:20 喫茶 おとずれ (うどん、ビール)
15:00 須崎「駅前かわらばん」
お接待 お茶 コーヒー 宿予約情報収集
15:50 大善寺
17:00 民宿安和の里 行動停止
● 歩行距離
国民宿舎土佐~中浦バス停(横波三里下):15.1キロ
中浦バス停~須崎(大善寺):11.1キロ
須崎(大善寺)~民宿安和の里(安和):5キロ(?)
【合計】:31.2キロ
● 主な出費
昼食(喫茶おとずれ):550円
民宿安和の里(1泊2食付): 6500円
ビール:500円
ジュース等の水物:多数
【横波スカイラインからの展望】
【喫茶おとずれ】
【午後1時チョイ過ぎ、営業終了だけど無理やり作ってもらった】
【横波三里を下ると浦ノ内湾の奥ではアサリを採っていた】
【お接待用休憩所】
【須崎駅前のお接待所「駅前かわらばん」】
【安和の突堤、45センチのシマアジ上がる】
【民宿安和の里の夕食】
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