先週出撃した奈良方面の桜はイマイチだった。飛騨方面はどうなのか?重大な関心を持ちつつ、「水戸野のシダレザクラ」「嶽見桜」「苗代桜」を見に行ってきた。
●水戸野のシダレザクラ
満開だ。花のつき方もここ数年で一番良い。突然の寒気襲来で空は曇っていたけれど、風に揺れる花の枝が趣き深い。そんな渋い雰囲気の中、桜の根元のお地蔵さん(?)の赤い前掛けが鮮やかだ。お墓と桜は相性が良いのかもしれない。西行も詠んでいる「願はくは花の下にて春死なん、そのきさらぎの望月のころ」。平安神宮の絢爛豪華な紅シダレも良いけれど、静かな山里にひっそり咲く渋い桜の方が良いねえー。
【水戸野のシダレザクラ】
【今年は花のつきが良い】
【桜の下がまた渋い】
【渋い割には花が多い】
【風に揺れる枝がまた渋い】
ほぼ満開、でも少し早いかも知れない。良く見ると上の枝が下の枝より開花が進んでいる。上の方が日当たりがいいのかもしれない。今週末、13・14日にライトアップが予定されているらしい。曇り空で峠から御岳は見えなかったけど、小さな花びらの桜は渋い。水戸野の桜と甲乙つけがたい。今週末は高山祭りと臥龍桜を見に行く予定だけど、行きがけのついでにライトアップを覗いてみるか・・・。
【見上げればまさに峠の桜だ】
【桜の下には休憩用東屋もある】
【花は小さいけどそれが良い】
【下には県道。車からも目立つ桜だ】
駐車場にから満開の桜が見える。料金徴収のオッチャンに「満開?」と聞いてみれば「満開は二日前だった」との返事。でも十分見事に咲いている。この苗代桜は下の枝から咲くらしい。下の枝が葉桜になりつつあるようだ。今回、水戸野、嶽見桜と回ってきたけど、この苗代桜が一番人出が多い。平日にもかかわらず、かなりの人出だ。地域の人が運営する屋台も営業している。そんな屋台でみたらし団子食べる。甘みが抑えられ、暖かくて、柔らかな団子はしみじみ美味かった。駐車場、屋台、会場整備など、地域の方の手作り感満載の桜見物は何時来ても好感が持てる。
◆駐車場 300円
団子5本 350円
【二本有るけど花の色が違う、向かって右のほうが色が濃い】
【下の枝のほうが開花が進んでいる】
【この水田に写る姿がウリらしい】
【したがって曇っているけど風の無い今日は桜見物には良い日らしい】
今回、山里の一本桜を一筆書きで回ってきたけど、この美濃、飛騨方面の道路際の桜の美しさを再認識した。いや、たまたま一番美しい時期に車を走らせただけだったかもしれないけどね。(2013.4.10)
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