高山は数え切れないほど出かけているが、高山祭りは行ったことがない。毎年4月14・15日と決まっているようで、休日との関係で調整がつかなかったこともあるけれど、基本的に混雑が嫌いということが大きい。でも、春の好天に誘われて出かけてみた。前夜、高山城山公園駐車場で車中泊し、翌日、徒歩で祭り見物の作戦だ。
直前に「美女峠に水芭蕉が咲いている」とのニュースがテレビに流れる。「じゃ、ついでに見てみるか」と、久々野から美女峠方面に向かう。美女峠は以前は細い峠道だったけど、今はあっという間にトンネルで抜けていた。このルートを美女街道というらしい。標識が多数ある。平湯方面に向かうには宮峠を国道41号で越えるより早いと思う。あっさり、高山の裏に出る。しかしトンネルであっという間に峠を越えるため美女峠が見つからない。旧道を探してなんとか美女峠にたどり着く。途中、雪をかぶった乗鞍が白い。
美女峠の水芭蕉はちょうど見ごろだった。水芭蕉の見ごろは短い。雪が解けた一瞬しかない。周囲の木々はまだまだ芽吹きも遠く、枯れた木々の間に、フレッシュな水芭蕉の花が美しい。途中でフキノトウなんぞを摘むのも水芭蕉見物の楽しみだ。
高山城山公園の駐車場に車を止め、高山の町へ下りていく。高山の町は祭り前夜ということもあり、観光客で溢れていた。特に外国人の姿が目立つ。宮川川端の銭湯「中橋湯」(入浴料金400円)で一汗流し、川端で湯上りの缶ビール。咲き始めた桜が美しい。その後、上一之町の「旬亭・なか川」で飛騨牛の夕食。高山祭りも初めてなら飛騨牛も初めて(大げさだけど)。でも、車中泊により浮いた宿泊費で安心して飛騨牛が食べられた。幸せだ・・・・。
食後、息を切らせて城山公園駐車場への坂道を登る。そのとき発見。「夜間駐車禁止」の標識。ちょいと心配しつつ、場合によっては深夜、移動を余儀なくされるかも?と心配したけど、駐車場は朝までほぼ満車状態。まあ、祭りのことでもあるしおおめに見ているのかもね・・・・。(2013.4.13)
【美女街道から見た乗鞍】
【雪がとけ姿を現す美女峠の水芭蕉】
【美女峠はちょっとした池もあり観光地の風情】
【城山公園金森長近像、芝生の広場もあり家族連れ多し】
【宮川中橋近くの銭湯・中橋湯】
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