2013年6月30日日曜日

中山道[南木曽>馬籠](6.30)

梅雨真っ只中。天気予報は芳しくない。降られても辛くなさそうな中山道を歩くことにした。今回はJR南木曽(三留野)から馬籠まで。当初、中津川まで歩く予定だったけど、夕方、急な予定が入り、馬籠からバスで帰還。次回は馬籠から恵那(大井)まで歩かねばならない。別に中山道完歩を目指しているわけではないけどね(ほんとうは密かに狙っていたりして・・・)。

久々の南木曽、とりあえず駅で情報収集。駐車場が心配だったけど、木曽川対岸の天白駐車場が無料で利用できた。そこに車を止め中津川まで歩きJRで車を回収するのが当初の計画。実際には馬籠までしか行かれなかったけどね。

最近、団塊世代の引退に伴う登山、ウオーキングブームで中山道を歩く人は多い。その中山道の核心部といえるのが妻籠、馬籠エリアだ。コースは新緑に溢れ、路傍の石仏、道標などはまさに日本の原風景。そのきわめて日本的な景観に外国人の姿も多い。

天白駐車場から桃介橋を渡り、中央線に沿って妻籠へのハイキングルートが始まる。地域の人たちが総出で草刈をしている。以前来たのは、もう10年以上も前だけど、格段と整備が進んでいる。道路際は綺麗に刈り込まれ、花の手入れも行き届き、ゴミも落ちていない。観光客の増加に伴い、地域の方々が懸命に努力されているのが感じられる。

雨は降らないけど、湿気を含んだ冷気の中を歩くのはとても気持ちが良い。汗は出るけど、手足が冷たく感じるほどだ。湿気を含んだ木々の緑が美しい。妻籠の先の大妻籠の先でルートを誤り、男滝まで車道を歩いてしまった。大妻籠の先で進行方向左側にルートは分かれているらしい。こんな道でも正しいルートをたどるのは難しいね。(2013.6.30/日)

◆行動記録
 9:45 南木曽天白公園駐車場
10:50 妻籠
      五平餅、トコロテン、冷やし甘酒
      (1300円)
12:10 男滝
13:30 馬籠峠
14:00 馬籠着
      ビール、とろろ蕎麦
15:00 馬籠バス発(800円)
15:40 JR南木曽駅着

 【桃介橋を渡り南木曽駅へ向かう。国道から見ている桃助橋は間近で見ると立派な木製吊橋だ。】

 【歩き始めは線路沿いを進む】

 【妻籠で遅い朝食。昨夜、飲み過ぎ、朝食が摂れなかったので、五平餅が美味い、トコロテンもイケル、冷たい甘酒が体にしみる】

 【お約束の妻籠宿。日本で最初の景観保存地区だとの話。ナカナカ良い】

 【整備された道は歩き易い】

 【こんな景観が外国人に受けるんだろうな・・・。日本人の私でも良いと感じるもんね】

【馬籠峠チョイ手前にある「いちこく御休み処」。地元のオッチャンに声をかけられ一休み。お茶、飴、漬物サービス。湿った冷気に冷えた体に囲炉裏の火が心地よかった。オッチャンが歌うジャパニーズフォークソング「木曽節」に同席したスペインのオネエチャンも喜んでいた。私もオッチャンに促され合いの手「ヨイヨイヨイノー、ヨイヨイヨイ」で参加。】

 【馬籠で見つけたツバメの巣。これもまた日本的だ】

 【馬籠峠を抜け、馬籠宿に出ると恵那山が見える、はずだけど恵那山は雲の中】

【南木曽天白駐車場は桃介橋を望む芝生張りの快適な駐車場。トイレ完備、食事処も近く、絶好の車中泊ポイントと見た。いつか泊まりたい。】

2013年6月25日火曜日

横蔵寺(2013.6.24)

梅雨真っ只中。雨が降りそうで降らない。「雨の日は登らない」私は、山に登る気力も萎える。でも山に行きたい。そんな気分で、谷汲の横蔵寺に行ってきた。その手前の華厳寺には昨年秋、紅葉を見に行ったけど横蔵寺は初めてだ。その華厳寺から横蔵寺までは東海自然歩道が整備されている。とは言っても、その東海自然歩道を歩いたわけではないけどね・・・。

華厳寺から車で約10キロ。谷沿いの道を山に入る。新緑が美しい。駐車場から横蔵寺の石垣が見える。苔むした石垣が渋い。横蔵寺は伝教大師最澄が作った薬師如来を祀った寺で延暦寺とゆかりが深いらしい。山門を潜ると本堂と三重塔がある。その両方ともさらに渋い。平日のこの日、境内には人影もなく、杉の巨木が美しい。カエデの新緑が美しい。

横蔵寺には即身仏(ミイラ)がある。そのミイラを見に舎利殿へ向かう。そのミイラはそれなりに興味深かったけど、隣の宝物殿(瑠璃殿)で公開されていた仏像がとても良かった。特に深沙大将が良い。平安時代に作られた西遊記の沙悟浄の像らしいけど、愛嬌がある表情が現代的だ。さらに大日如来も奈良円成寺の大日如来にも劣らない良い顔していた。

初めての横蔵寺だったけど、私個人としては華厳寺よりも好みだ。次回、華厳寺から横蔵寺まで東海自然歩道を歩いてみたい。横蔵寺の観光案内標識によれば、横蔵寺から大垣まで車で50分。近江の木之本まで旧坂内村から八草峠を越えて車で70分。横蔵寺は琵琶湖に意外と近い。現在、東海道本線と名神高速で感じる距離感と昔の人々が行き交ったルートは違っているのかもしれない。(2013.6.24/月)

◆情報
横蔵寺瑠璃殿舎利殿拝観料:300円
駐車場:無料

 【駐車場から見る横蔵寺の石垣。渋い】

 【山門は鐘楼も兼ねている。杉の巨木が渋い】

 【舎利殿への石段。白いアジサイが鮮やかだ】

【本堂と三重塔を写したつもりだけど、三重塔は新緑の陰で映らなかった】

2013年6月11日火曜日

浅間山4/帰還(2013.6.8)

浅間山に登り、伊香保温泉に浸かったので当初の目標は達成した。トットと帰ることにする。その途中、上田と戸倉上山田温泉の間、坂城町を走っているとき「ばら祭り」の案内発見。坂城はバラの産地らしい。ロードサイドにもバラの花が目立つ。休憩を兼ねてバラ祭りを覗いてみる。

標識に導かれてバラ祭りの会場に到着。昨日の雨も上がり、爽やかな陽射しの中のバラ祭りは気分が良かった。入場料金(駐車協力金)、車一台300円。時間も早かったので、人出もまだ少なく、雨上がりの陽射しにバラが美しかった。会場はさかき千曲川バラ公園。千曲川河畔の常設のバラ公園らしい。

バラの愛好家は多いらしい。私の知り合いにもバラを育てている人は多い。大きな花から小さな蔓バラまで苗の値段もイロイロあるらしい。人それぞれ好みがあるものだ。私は華やかなバラより、小さな野の花の方が好みだけどね。でも、バラの香りは好きかも知れない。香りと言えばユリの花も香りが強いけど、ユリの香りはなんとなく陰気だ。別に葬式を連想するわけではないけどねえ。それに対してバラの香りは陽気で色気があって良いねえ。

その後、姨捨インターから高速に乗り、塩尻で下り、19号線をのんびり帰還。道の駅・木曽駒高原からは青空に残雪を光らせる木曽駒ケ岳が美しかった。この時期のドライブは走っているだけで楽しいね。(2013.6.8/土)

◆行動記録
 5:00 起床
 6:15 伊香保温泉発
 9:00 さかき千曲川バラ公園(517キロ)
10:50 姨捨インター(532キロ)
11:40 塩尻インター(588キロ)
12:30 道の駅・木曽駒高原(626キロ)
14:50 加子母(709キロ)

【さかきバラ祭り】


【毎年、この時期に開催されるらしい】


【帰り道、道の駅・木曽駒高原から木曽駒ケ岳が美しかった】

2013年6月7日金曜日

浅間山3/伊香保(2013.6.7)

天気予報は芳しくない。どこへ行くか?迷ったけれど、小諸の懐古園をちょいと覗き、伊香保温泉で浅間登山の疲れを癒すこととする。伊香保温泉は行ったことがないけど、車中泊向きの無料駐車場があるらしい。

小諸と言えば島崎藤村の「小諸なる古城のほとり・・・」のイメージだ。そのイメージも悠々と流れる千曲川とセットになっている。そしてそれは宮沢賢治と北上川のワンセットとも重なり、開けた大河と青い空と白い雲。しかし、小諸なる古城(懐古園なのだけど)のほとりで見下ろしたのは、深くえぐれた千曲川の険しい流れだった。

千曲川は戸倉上山田温泉や上田市近辺では広々と流れているけれど、小諸あたりまで来ると深く狭い谷になっている。その谷に守られるように作られたのが小諸城。その城跡が懐古園として保存されている。そして城から山に向かって城下町が広がっている。したがって街から城内が見下ろせる珍しい構造の城らしい。城内は深く険しい谷が数本通り、複雑な地形になっているので、攻めるに攻めにくい構造とは思うけど、なんとも不思議な城だった。

地元の人に聞いたところ、この地域は浅間山の火山灰に覆われた大地が、千曲川の水にえぐられ深くて狭い谷を作ったとのこと。さらに「浅間山が噴火すると火砕流が直撃するのは明白で、かなり危険な地域なのだ」と、明るい笑顔で語ってくれた。そういえば昨日、前掛山山頂から小諸の街が一直線で見えていたなあ・・・。

手入れの行き届いた懐古園をのんびり見て歩き、小山敬三美術館で浅間山の絵を見たり、島崎藤村記念館などを覗くのも面白かった。はじめて来たけど、小諸はなかなか見るところが多い。

小諸から軽井沢、長野原をかすめ伊香保温泉へ向かう。時々、激しい雨に見舞われつつも、伊香保温泉についたころ雨も上がってきた。伊香保名物の石段下の無料駐車場に車を止め、とりあえず石段を登ってみる。写真で見た通りの石段が延々と続く。その石段のどん詰まりの神社まで登ってみる。その先に日帰り露天風呂がある。その近くの河鹿橋のそばに無料駐車場がある。ネットの情報だけどね・・・。

その河鹿橋横駐車場は素晴らしかった。新しく清潔なトイレ完備。駐車スペースは2台ずつ区画が木で仕切られている。周囲は新緑の木々に囲まれた静かなエリアだ。今まで見たオートキャンプ場の何処よりも良いと言える。

今夜の車中泊は迷わずここに決定。ただ問題があるとすれば、この河鹿橋駐車場に車を移動してから共同浴場「石段の湯」へ行くには伊香保名物の石段を一往復しなければならない。そのため、車を移動させる前に、石段の湯で一風呂浴びてから河鹿橋駐車場に車を移しやっと缶ビールにありついた。石段の湯はちょいと茶色く濁った湯が浴槽のふちから潤沢に溢れ、とても気持ちの良い湯だった。平日の午後なので人も少なく、客は私一人。入浴料金400円。料金、湯量共に満足だ。でも、休日はけっこう人が多いと思われる。(2013.6.7/金)

◆行動記録
 6:00 起床
 8:00 行動開始(雷電くるみの里発)
 8:30 小諸給油(311キロ)
      懐古園(他の施設含め500円)
10:30 懐古園発
11:30 北軽井沢(わかされ茶屋 蕎麦)
14:00 伊香保温泉(413キロ)
      石段の湯(400円)
16:00 河鹿橋駐車場

【懐古園の入り口、三の門】


【懐古園・水の展望台から見下ろした千曲川】


【懐古園の石垣は古い野面積】


【懐古園の弓道場。ここは弓道が盛んらしい。】


【伊香保温泉石段の湯。入浴料金400円】


【伊香保温泉の石段は写真で見たとおりの石段だった】


【伊香保温泉河鹿橋駐車場は素晴らしい】


【近くには飲泉場もある。飲んでみたら鉄分を含む厳しい味だった】

2013年6月6日木曜日

浅間山2/前掛山(2013.6.6)

昨夜は良く眠れた。睡眠は十分だ。4時に起床、朝食、登山口に移動と順調に行動し、登山開始は6時10分。久々の真面目な登山開始だ。私もまだやれば出来る・・・。

高峰高原車坂峠の登山口に来てみれば、なんとなく記憶がよみがえってきた。芽吹き直後のカラマツに囲まれた緩い登山道を登り始める。第一外輪山の尾根に出ると眼前に浅間山が現れる。その右手のピークが前掛山の山頂だ。そこは第二外輪山なんだけど、ここから見れば浅間山本体と言っても良いほどの存在感だ。

前掛山に行くには、この第一外輪山の内側の急な崖をいったん降り、第二外輪山を斜め左に向かって登ることになる。その登るルートがハッキリ見える。「草すべり」と呼ばれる急坂を下ると「湯の平」。外輪山の底に着く。雪も解け、花が咲き始めている。特に咲き始めたばかりのシャクナゲが美しい。ハクサンイチゲも初々しい。咲き終わる時のゴミのようなシャクナゲに比べて、咲き始めのなんと美しいことか。下山後、地元の人に聞いた話では6月の梅雨明け直後の「湯の平」は一斉に花が咲くらしい。機会があれば見てみたいものだ。

登るにつれて、登山道は火山特有のガレた急坂になってくる。第二外輪山の端に着く。正面には浅間山火口へ向かう広大な斜面が広がっているけど、手前に「立入り禁止」の標識とロープが張ってある。ロープを乗り越えちょいと進めば、火口を直接眺めることが出来るようだけど、素直な私は第二外輪山を前掛山山頂に向かって歩き出す。途中に噴火時避難用のシェルターも有るけど、本当に噴火したら役に立つとは思えないけどねえ・・・。

前掛山山頂に着いた。正面に浅間山火口を取り囲む山頂に続く尾根が見える。前掛山まで来れば火口が直接見えるかも?と、考えていたけど、火口はまだまだ遠かった。浅間山のスケールは大きいねえ。雲が切れて、小諸の街が見下ろせる。その先、遠く霞むのは八ヶ岳。

帰りは、Jバンドと呼ばれるところから第一外輪山の尾根筋を歩き、仙人岳、蛇骨岳、黒斑山を越えて、車坂峠へ下山した。気持ちの良い樹林帯歩き、尾根歩き、火山特有の荒々しいルート、雪融け直後の美しい花、等々、変化に富んだ大変楽しい山行だった。

下山後、高峰高原ホテルの温泉で一汗流し、車で昼寝。車の窓を吹き抜ける風が心地よかった。(2013.6.6/木)

◆行動記録
 4:00 起床
 5:15 雷電くるみの里発
 5:50 高峰高原車坂峠(273キロ)
 6:10 同発(登山開始)
      表道経由
 7:50 第一外輪山尾根
      草すべり経由
 8:30 湯の平
 9:45 第二外輪山端(立入禁止標識)
10:10 前掛山山頂
10:35 同発
11:20 Jバンドへの分岐
12:10 第一外輪山尾根
12:35 仙人岳
13:00 蛇骨岳
13:20 黒斑山
14:30 車坂峠(下山)
      高峰高原ホテル入浴(800円)
16:30 高峰高原発
17:20 雷電くるみの里連泊(302キロ)
17:30 焼肉(春の華)
19:00 就寝

【登山口に標識がある。確かに警戒レベルは1】


【カラマツの新芽の間の道は良いねえ・・・】


【ハクサンイチゲが咲いていた】


【咲き始めたシャクナゲは美しい】


【第一外輪山の足元はすっぱり切れ落ち、下に草すべりルートが見える】


【草すべりルート下部、ここまで下りるとホッとする】


【草すべりから第一外輪山・黒斑山方面を振り返る】


【ガレた急坂を登り第二外輪山端にたどり着く】


【第二外輪山端からこれから向かう前掛山を望む】


【第二外輪山最高点の前掛山山頂。浅間山の本当のピークは2568mなのでほぼ山頂と言っていいかもね】


【前掛山山頂から小諸の街が見える】


【山頂で休んでいると続々と後続のパーティーが登ってくる】


【噴火避難用シェルター】


【第一外輪山。ここらをJバンドと呼ぶらしい。なぜJバンドなのか?良く分からない】




【第一外輪山をぐるっと回る】


【仙人岳近くの尾根からしたのルートが良く見える。ナスカの地上絵を思い出す】


【仙人岳近辺から今までの歩いたルートを振り返る。右のピークが前掛山】


【黒斑山から見た第二外輪山。左上にルートが見える】


【下山後、高峰高原ホテルで一汗流せる。入浴料金800円。タオルサービス】

2013年6月5日水曜日

浅間山1/前泊(2013.6.5)

「浅間山の警戒レベルが“1”に下がり、前掛山まで登れるようになった」と、知り合いからの情報。以前は警戒レベル“2”で前掛山には登れなかった。私が持っている日本百名山登山ガイド(山と渓谷社)の浅間山のページも第一外輪山の黒斑山までの案内しかない。当然、コンプライアンス精神溢れる私は立入り禁止区域には足を踏み入れず黒斑山までしか登ってない。

その時、黒斑山から見た第二外輪山の前掛山は大きかったなあ。「ぜひ登りたい」と、真面目な気持ちで今回出撃した。友人の情報では高峰高原車坂峠からの日帰りピストンで9時間行動。けっこうハードな山行になりそうだ。早朝から行動する必要がありそうなので、車坂峠登山口での車中泊を考えたけど、小諸周辺で道に迷い遅くなってしまった。

車坂峠の登山口は以前訪れたことはあるけれど、記憶がまったくない。暗くなってから不案内な登山口で車中泊するより、勝手知ったる道の駅で泊まることにし、翌日明るくなってから車坂峠へ向かうことにした。

車坂峠に最も近い道の駅は小諸の「道の駅・雷電くるみの里」らしい。ちょっと苦労したものの、なんとかたどり着いた「雷電くるみの里」はなかなか快適な道の駅だった。高速道路と県道に挟まれれてはいるものの、静かな夜だった。車中泊の車も多い。最近、道の駅で車中泊の車を良く見るけど、皆さん、マナーが良い。オートキャンプ的に炊飯を外で行う人などはあまり見ず、ひたすら静かに、自然体で夜を過ごしている。

私も近くのセブンイレブンで購入したおでんパックと地酒ワンカップ、常時車載の味噌煮込みうどんで夕食を済まし、であっという間に就寝。おでんパックは198円だったけど、最近のコンビニのおでんは安くて美味いねえ。(2013.6.5/水)【写真は道の駅・雷電くるみの里】

◆行動記録

14:40 春日井(起点)
17:20 岡谷インター
      (通行料2300円、175キロ)
      和田トンネル経由
19:00 道の駅・雷電くるみの里(248キロ)
20:00 就寝


2013年6月1日土曜日

守屋山(2013.6.1)

守屋山は諏訪湖の南、国道152号線杖突峠のすぐ西の山だ。高遠出身の知人の話では、地元の子供たちが遠足で登るとの情報もある。前日、梅雨入り宣言はあったけど、天気は良い。これを逃せば当分山にも行けないかもしれない、との強迫観念に背中を押され、ちょっと遠いけど日帰りで出かけてみた。チャッチャと登り、下山後、諏訪温泉で一汗流す作戦だ。

国道19号線を北上、権兵衛トンネルを抜けて伊那谷に入る。正面に南アルプスが美しい。甲斐駒のピラミッドが良く見える。その右の仙丈が大きい。高遠から茅野への国道を走り、杖突峠の展望台のあるレストランのパーキングのちょいと手前に守屋山の登山口がある。そこには広い駐車場もある。

車を止め、歩き始める。カラマツの新芽が美しい登山道はとても快適だ。このコースはレンゲツツジとクリンソウが有名らしい。その両方ともちょうど盛りで美しかったけど、何といってもカラマツの新芽が清清しい。このカラマツの道は秋になれば紅葉も美しかろうと、秋に再度の出撃を考えている。

のんびり、歩いてたどり着いた山頂は西と東の二つのピーク。その二つとも山頂の周辺の木々が切られて、展望がすこぶる良い。高曇りでうっすらとしたスカイラインだけど、甲斐駒、北岳、仙丈の南アルプス北部、八ヶ岳、木曽駒が近い。遠くに穂高、槍あたりの北アルプス南部の山が雲の上に浮かぶ。眼下には諏訪湖。山頂の周囲の木々を伐採することは意見があるだろうけど、藪山の木に登って周囲を眺めるより数段ありがたい。

広々とした山頂では家族連れが弁当を食べている。さらに、ワラビを取っている人もいる。山頂のワラビはナカナカ優良なワラビだった。

下山後、諏訪温泉の片倉館で一汗流し、遅めの昼食とビールを飲み、片倉館二階の休憩所で昼寝してゆっくり帰宅。非常にのどかな一日だった。(2013.6.1/土)

◆行動記録
 6:10 加子母発
 7:30 道の駅木曽福島(70キロ)
 9:10 登山口(136キロ)
 9:30 登山開始
10:10 広場
11:00 山頂
11:30 西峰山頂
11:50 下山開始
13:00 登山口
13:40 片倉館(157キロ)
      入浴料(600円)
      とろろ蕎麦、ビール、枝豆(1700円)

 【山頂の周囲の木は切られ展望すこぶる良し】


 【国道脇に広い無料駐車場有】


 【ここのレンゲツツジの色はオレンジ色が鮮やかだ】


 【沢スジの湿地帯に咲くクリンソウ。このクリンソウもオレンジ色がキツイ】


 【途中、広々したキャンプ場(かな?)もある】


 【山頂から望む諏訪湖】


 【この時期、緑が濃い。カラマツの新芽が美しい】


【諏訪温泉片倉館。二階に休憩所あり。初めてゆっくりしたけど、開け放たれた窓を吹き抜ける風が清清しかった。】