2020年11月25日水曜日

上醍醐(20201125)

 私の知る限り京都の宮内庁管轄の見学可能な場所は四か所。御所、仙洞御所、桂離宮、修学院離宮の四か所だ。その中で仙洞御所には行ったことがない。見学が困難と思われた桂離宮、修学院離宮ともにあっさり入れた。「だったら今年は仙洞御所にでも行ってみるか?」と気楽な気持ちで早朝5時起きで家を出た。

順調に9時半チョイ過ぎにJR京都駅着。駅から仙洞御所にのある京都御苑にむかってのんびり歩く。受付開始の11時までには余裕で到着するはずだ。久々の京都の街歩きを楽しみつつ歩くも、京都の町中はほとんど紅葉する木が見当たらない。少しだけ残る銀杏の黄色が目につく程度。テレビその他メディアで盛んに絶賛する京都の紅葉はどこにあるのだろうか。私の知る限りここ十年ほど京都で美しい紅葉に出会った記憶は無いのだが・・・。

丸太町通りに面する御所までは予想外に時間がかかった。駅から丸太町通りまで意外と遠いんだ。京都御苑に入り仙洞御所の塀の先に数人の人影発見。これなら見学できるかな?と思ったのは甘かった。受付のある角を曲がると「当日申し込みは満員となりました」との表示がある。その先に間に合った人たちが椅子に座っている。と言う訳で、仙洞御所は断念。次善の策として上醍醐へ向かった。

上醍醐は醍醐寺の裏の山の中にある。修験道とも係わりが深くて、以前より関心があった。今まで二回訪れるも登れなかった。一度目は時間が遅くなって3時までの開放時間に間に合わなかった。二度目は数年前の台風で登山道が閉鎖された。今回は大丈夫だろうと適当に向かって、仁王門の受付で聞けば、登山可能とのことだった。

仁王門の右側を醍醐寺を回り込むように進み女人道で600円の拝観料を支払い山に入る。歩き出し早々、深い山に入った気配。でも歩きやすい平坦な道が山中に続く。歩き出し早々に「五丁」と書かれた丁石発見。高野山の丁石道は歩くにつれて減っていき、大門で「一丁」だったかな?要するに数字は減るのか増えるのか?関心のある所だが、次に見つけた丁石は「六丁」だった。だったらどこまで数字が増えたらゴールなのか気になる所だが、「十丁」過ぎても丁石は続き、最後ははっきりしないけど十八ぐらいだったかな。

のんびり歩いて一時間半程度で上醍醐の境内に入った。山の尾根に開かれた平坦な場所に多数の堂塔が配置されている。その配置は比叡山を連想されるが、比叡山と圧倒的に違うのはその静けさだ。国宝も含め、昔の建物を静かに眺める時、不思議な気分でだった。

◆行動記録

6:37勝川4300円(勝川京都往復ジパング)、9:45JR京都駅、10:45仙洞御所(断念)、11:10地下鉄烏丸丸太町(地下鉄東西線醍醐まで330円)、12:00醍醐寺、上醍醐徘徊、15:10下山女人堂、地下鉄山科まで260円、16:39山科発

【一時間以上前に満員になったとの情報も・・・】

【裏からタダで眺めた醍醐寺五重塔】

【上醍醐の入り口で空気が変わる】

【女人堂で拝観料600円】

【登山道はすぐに山の中】

【道は平たんだ】

【丁石発見】

【不動の滝、ここで中間、これからチョイと急な道になる】

【国宝清瀧殿、横の山から見ると思った以上に奥行きが深い】

【醍醐水】

【薬師堂、国宝だけど全体を撮影する場所がない】

【お堂の名前は忘れた】

【開山堂、ここも古い】

【開山堂から振り返れば京都南部が見える、宇治方面かな?】

【開山堂の紅葉の下で一人イイチコを飲む。美味い。】

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