六社一観音とは新宮神社、本宮神社、高賀神社、滝神社、金峰神社、星宮神社の六社と白谷観音の一観音のことらしい。これらの社は長良川と板取川にはさまれた地域に適当な間隔で配置されている。そしてそれらを結びつけるキーワードが「妖怪退治」「藤原高光」「高賀信仰」。図らずも現在、その中の本宮神社をクリアした状況。そうなったら残り五社一観音をクリアしたいと思うのは人情だ。
とはいうものの、相変わらずのんびり起床して、おっとり家を出たのは10時過ぎていた。とりあえず長良川側粥川から星宮へ向かう。この粥川の星宮はアユ釣りにはまっていたころ良く訪れた場所だ。当時と比べると圧倒的に整備が進み、森や苔が美しい。社周辺も綺麗に保たれている。しかも観光客の姿もなく素晴らしいところだ。
パンフレットのはそこから山越えで新宮神社へ向かうルートが示されている。そのルートをそろりと新宮神社に向かう。道路の舗装状況は良い。大量の落葉に覆われた林道を車で進むのは楽しいけれど、初めての林道は心細いものだ。途中、瓢が岳登山口や八王子峠などを越えて、新宮神社到着。杉の大木に囲まれた静かな社だった。
次の目標は白谷観音。以前、板取と郡上の往来を妨げていた山越えの道はタラガトンネルに変わり快適に板取地区に入ることができる。トンネルを抜け洞戸方面に左折すると白谷地区に到達する。白谷観音を探しつつ車を走らせると、「臨時駐車場」の看板多数。そこには最近巷で話題になっている「モネの池」があるらしい。せっかく来たのでとりあえずモネの池を覗いてみる。錦鯉の泳ぐ綺麗な池だ。この池を「モネの池」として売り出した知恵には頭が下がる。その一言で臨時駐車場、臨時トイレ、臨時屋台が生まれる事実にこの世の不思議を感じた。
そのモネの池の隣りに白谷観音はあった。高賀山関連の六社には納得できるけど、そこに加わる一観音の意義がイマイチ腹に落ちないけど、モネの池も見ることができたので良しとするか・・・。
このモネの池がある洞戸地区は昔、我が家の子供が小さかったころ家族で良く訪れた場所だ。川で子供たちを泳がせ、私が釣った鮎を河原で食べた。その河原がどこだったのか今となっては特定できないけど、昔を思い出すと胸がチョイと切なくなる。
◆行動記録
10:40発、11:00給油、12:40星の宮粥川62キロ、13:30新宮69キロ、14:00白谷観音・モネの池88キロ、高賀神社神水庵、17:00帰宅165キロ
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