2020年11月7日土曜日

久屋公園(2020.11.7)

 主要都市魅力度ランキングで名古屋はほとんど最下位らしい。このランキングは名古屋に住む人の評価というより、外部の人及び旅行業界の人の評価のようだ。日本全国を徘徊している私にとって、名古屋はかなり住みやすく魅力度の大きな街だ。有名な観光ポイントは無いけれど、道路は広く、掃除は行き届いている。地下鉄など公共交通機関へのエスカレーターの設置状況も他の都市より進んでいる。

昔から私の好きな散歩コースは名城公園から市役所、県庁、テレビ塔を経由し栄へ至るルート。特にテレビ塔の北側の久屋公園は素晴らしいところだった。名古屋城の外堀からテレビ塔まで1キロ以上あると思うけど、一抱え以上の欅の大木が生い茂る森だった。その森の中央に続く小道から望む銀色一色のテレビ塔が美しかった。

夏の暑い盛りでもこの木陰を歩くたび、こんな素晴らしい場所が人知れず残っている幸せを感じたものだった。いつまでも観光客に知れ渡ることなく静かな雰囲気を留めて貰いたいと思っていた。

などとすべて過去形で語っている。なぜならその場所がなくなってしまった。欅の大木もほとんど切り倒され、枯れた芝生とプレハブ風飲食店の仮設お祭り広場のような風情。「栄地区活性化」を合言葉に、良かれと思って進めたと思うけど、人の思いや感じ方は違うものだとつくづく感じる。それとも何か違う思惑があったのかなあ・・・。

【昔はこの角度から見ると欅の大木の森に伸びる小径の先に銀色のテレビ塔が美しかったんだけどなあ・・・】

【100年先の国宝を目指して名古屋城の木造化を進めているのだが、このカフェは何年もつのかな?】



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