2024年7月23日火曜日

⑦帰還・総括(2024.7.23)

昨夜はよく眠れた。目覚ましの音で目が覚めたのは久しぶりだ。昨日、一昨日と二日続けての温泉効果か。特に昨日のあつみ温泉は外湯も含めて四回も入った。今日は帰るだけだ。

朝七時チョイ過ぎの長岡行に乗り込み帰還開始。通学時間の学生で混み合う社内も長岡を過ぎると静かになる。十日町で2時間以上の乗り継ぎフリータイム。今日のフリータイムはこの2時間だけだ。この時間を利用して「へぎそば」の昼食を計画していたが、十日町に着いたのは9時半。どこの店も閉まっている。街のスーパーで食料を仕込み、クーラーのきいた待合室の片隅で、ビール飲みつつ一人打ち上げ。長い旅だった。


縄文時代の土偶や土器をじっくり眺めたのは初めてだ。写真やテレビと比べて本物は違う。正確な大きさを感じ、表面の質感、存在感を特に感じた。今から一万五千年ほど前から一万年以上続いた縄文時代が日本人のルーツとする説も何となく理解できたような気がする。そんな縄文人の末裔として私が存在するなら、何となく誇らしい気がする。


新潟発0706、長岡、越後川口、十日町着0931(132)、スーパー(刺身、レバニラ、缶ビール、とうもろこし)1303、十日町発1143、豊野着1419、長野発1510、松本、塩尻、勝川着2000


【早朝の新潟万代橋を歩く】

【飯山線の観光列車か?涼しい車内から光あふれる酷暑の景色を眺めるのは幸せだ】

【近くのスーパーで買い出し、クーラーの効いた待合室で一人打ち上げ】

2024年7月22日月曜日

⑥鶴岡(2024.7.22)

今日は新潟まで。時間があるので鶴岡の街を歩いてみた。鶴岡は以前出羽三山に登ったとき来た事があるけど街を歩いた事は無い。藤沢周平と関わりがある古い街らしいけど知っているのはその程度。でも、暑さはあいかわらずで、どうなるのか?不安が残る。

駅前の観光案内所で情報収集。鶴岡駅周辺にはそれらしい物が見受けられなく、どこをどう歩けば良いのかわからない。城跡周辺に見所は固まっているみたい。その城跡は歩いて30分程度かかるらしい。普通だったら歩くところだけれどこの暑さだ。荷物も重い。という訳でバスに乗る事にした。そのバスもハッキリしない。要するにハッキリしない町だった。


なんとかバスに乗り鶴岡藩の藩校とおぼしき致道館というところについた。そこで鶴岡藩ではなくて庄内藩だった事に気がついた。庄内藩といえば幕末の振る舞いが気になるところだ。同じような立場の会津藩と比べて幸運な扱いと感じる。「会津、新撰組、長州、池田屋事件」と「庄内、新徴組、薩摩、藩邸焼き打ち事件」を思うとき西郷隆盛の存在感を改めて感じる。


城跡周辺にはいろいろ見るべきところは多かったけど、時間が迫ってきた。しかし、帰りのバス停が分からない。大汗かいて駅まで歩いた。その後、新潟へ向かったが電車の中で爆睡。気がつけば新潟だった。


ホテルにチェックイン後、夕食に出た。前日、有り余る旅館料理を食べた関係からこの日もバスセンターカレーとした。新潟二泊で夕食二食バスセンターカレーってどうなのよ。超自由な私です。


東屋旅館発0830、あつみ温泉発0859バス250円、JRあつみ温泉駅発1004、鶴岡1140、循環バス300円、致道館、肉中華そば840円、生ビール550円、新潟1620、東横イン新潟古町泊5985円、バスセンターカレー550円、コンビニ249円


【庄内藩藩校、致道館

【中はきれいに保たれている。入場無料なれど見どころ多し】

【鶴岡駅で食べた肉中華、さすがに山形県、ラーメン美味し】

2024年7月21日日曜日

⑤あつみ温泉(2024.7.21)

旅を始めて五日目。目的の縄文ネタも尖石縄文考古館、十日町市博物館、是川縄文館と片付けて、後は帰るだけ。今日はあつみ温泉で骨休みとしゃれ込む予定だ。今から30年ほど前から東北の山に登りに来たとき、数回訪れた事がある。その時は車で来て入浴しただけだった。当時からいつかは泊まってみたいと思っていたけど、やっと泊まることが出来て嬉しかった。

JRにあつみ温泉駅があることは分かっているけど、この近辺の情報収集のために鶴岡で下り、観光案内所を覗いた。あつみ温泉駅を通るバスは鶴岡から出ている事が判明。そのバスとJRの時刻がすこぶる悪い。結局、バスで鶴岡からあつみ温泉に向かった。なんせバスは12時台と17時台の二本しか無い。最近の地方のバス事情の貧困さはなんとかならないものかねえ。


あつみ温泉は川に沿った落ち着いた温泉街の記憶がある。やっと泊まることが出来たけど、思っていた通りの良い温泉だった。この日はこの旅で唯一の正しい二食付きの宿泊だ。前日に予約した東屋旅館も良い宿だった。磨く抜かれた廊下の板張りが美しかった。とても良い宿に恵まれて気分良く温泉が楽しめた。久々に味わう旅館の料理も素晴らしかった。


0627弘前発、秋田着0845、26、秋田発0911、酒田着1106、やましょう(銀ダラはらせ、シソ巻き、めかぶ、ツブガイ煮、オーシャンサラダ、おはぎ)1081円、酒田発1145、鶴岡発バス1243 1220円、1400前あつみ温泉東屋着、チェックイン、あつみ温泉東屋旅館泊13500円税別


【東屋旅館の窓から川が見える】

【豪華夕食】

【岩ガキ、フグの唐揚げもついた】

2024年7月20日土曜日

④是川縄文館(2024.7.20)

早朝5時半起床。今日も早起き、そして今日も暑い。朝の散歩をかねて八戸の市場を見るために6時5分の八戸線に乗った。

八戸の町は不思議な町だ。新幹線の駅のあるところと街の中心へはかなりの距離がある。今回、その中心街には足を踏み入れていないけどかなり栄えているようだ。飲食店も多いらしい。八戸線に乗って本八戸まで向かえばかなり近いようだが、少し歩く必要があるらしい。


八戸線に乗り、中心街を回り込むように陸奥湊駅で下りた。ここには有名なひらめ漬け丼の店がある。朝食にそれを密かに狙っていたけれど待ち時間一時間半以上はさすがに異常だ。


アッサリ諦め八戸市営の魚菜市場を覗く。そこでは多種の海鮮とご飯、味噌汁、コップ酒、広いフードコートもある。刺身3パック、ご飯、味噌汁、コップ酒(合計1800円)を確保し豊かな朝食。朝のコップ酒が美味い。つまみが足りなくなってシャケのカマ的な部位(250円)の塩焼を追加。それが素晴らしく美味かった。余りの美味しさに、販売している店を探しだし、クール宅急便で家に送った。


その後、ホテルに戻りチェックアウト後、バスで是川縄文館を往復。是川縄文館へのバスは土日に限り運航している。今日は土曜日なのでツイていた。平日ならば八戸中心街でバスを乗り換える必要があったので、今回は助かった。


早朝から暑いさなかを動き回り大汗かいたので、夕方、弘前ホテルにチェックイン後大鰐温泉に向かった。着替えを片手に温泉へ向かう感じは、何となく地元に溶け込む感じで良い。何度も訪れている大鰐温泉の共同浴場は広い浴槽に透明な湯があふれて気持ちが良い。風呂からあがり、近くの酒屋で買ったビールを河原で飲んだ。日が落ちて涼しい風に吹かれて飲む風呂上がりのビールは最高だった。


ホテルに戻りこの数日間の暑さに溜まったシャツ、タオルを洗濯した。まことに充実した一日だった。


八戸発0605、朝食1850円、干物郵送3100円、陸奥湊発0753、是川縄文館行バス0945 320円、是川縄文発1123 320円、牛バラ焼き定食1800円、1326八戸発、青森(29)、キオスク、水他275円、1624弘前着、東横イン弘前駅前泊6555円、大鰐温泉共同浴場200円、牛乳150円、ビール235円、1913大鰐温泉発、コンビニ1741円、洗濯200+400


【国宝・合掌土偶】

【国宝ではないけど良い味出してる。】

【是川縄文館には土偶が多い】

【是川縄文館】

【コップ酒付き朝食、美味し、特に味噌汁良し】

【八戸魚菜市場、近くにあったら毎日行きたい。】

【大鰐温泉共同浴場、地元の人と一緒に入る共同浴場は味わい深い】

【入浴後、川風に吹かれて飲むビールが美味い】


2024年7月19日金曜日

③八戸へ(2024.7.19)

今日は八戸までの長距離移動だ。ネットで調べた始発電車は午前5時2分。駅まで30分程度かかるので4時に起きねばならない。しかし最近、早起きは苦にならない。自然と目が覚める、と言うより寝ていられない。この日も3時に目が覚めてしまった。

起きてシャワーを浴びてコーヒーを入れる。快適な目覚めだ。その反動か、始発の電車に乗り込み〆張鶴をチョイとナメたら本格的な二度寝体制。こんな生活で健康なのだろうか?ストレス無く気分良く暮らしているので「良し」としておこう。


酒田で1時間以上の時間があった。朝からやってる地元の総菜屋で「三五八数の子にしん焼き」と「浜寿し」を480円で購入。美味かった。


旅にはちょっと贅沢して非日常を楽しむ旅と地元を感じて暮らすように過ごす旅の二通りあると思う。私の旅は間違いなく後者だ。安くて美味いものに出会うと特に嬉しい。


0502新潟発、村上、酒田89分、食料480円三五八数の子にしん焼き、浜寿し、秋田着1136 発1140、弘前68分、弘前発1529、1616青森着67分、1627青森発、浅虫温泉、1857八戸着

東横イン八戸駅前6555円、夕食イカめし定食ビール2660円、コンビニイイチコナッツ1393円


【酒田で時間があったので街を徘徊。地元の惣菜屋を発見。購入後、クーラーの効いた駅の待合室で早めの昼食。地方都市の地元の惣菜屋、あなどれない。】

【八戸に着く直前、浅虫温泉で待ち時間発生。地元の共同浴場を発見。いつもなら当然入るんだけど、あまりの暑さに入浴断念。残念。】

【夕食はイカメシ定食せんべい汁付き、せんべい汁は意外と美味い。】

2024年7月18日木曜日

➁十日町市博物館(2024.7.18)

朝一番のJRで行動開始。長野で飯山線に乗り換え飯山、十日町で各2時間乗り換え時間が出来た。飯山では街を散策し、十日町では十日町博物館で火焔型土器を見た。

そのどちらも良い時間を過ごせた。飯山で買った「おやき」と十日町で食べた「山菜そば」はおいしかった。十日町駅の山菜そばは390円と格安なれど駅そばのレベルを超えている。聞けばへぎそばで有名な小島屋のカエシを使っているとか。そんな小さな幸せが嬉しい私です。


その後、新潟に着いたのは夕方6時を過ぎていた。ホテルに向かう途中、ダメモトで覗いたバスセンターカレーの売り切れ直前にありついた。なんと私の四人後で売り切れ。久々に食べたバスセンターカレーは予想通り美味かった。でも、これによって新潟の夕食は終了。美味い魚でも、と考えてはいたけれど食べる力が落ちてしまった。残念だ。


0621下諏訪発(0758)、コンビニ・コーヒー120円、0804長野着(0958)、アイス180円、0837長野発、0920飯山、街歩き、おやき600円、お茶170円、1115飯山発、1303十日町着、十日町博物館480円割引十日町駅西口から徒歩10分、山菜そば、390円、1521十日町発、1818新潟着、バスセンターカレー430円、東横イン新潟古町5985円、スーパー買い出し2849円


【国宝の火焔型土器】

【多数の火焔型土器が展示されている】

【十日町市博物館】

【なかなか食べやすいおやき。】

【飯山には寺が多い。今は新緑が美しいけど、秋には紅葉が良さそうだ。】

【飯山には多数の寺があり、寺巡りコースもある。寺の名前は忘れてしまった。】

【十日町駅の駅そば。多分、日本の駅そばの中で最もクオリティが高い駅そばの一つと思う、山菜そば390円。写真を撮り忘れたので帰り23日に撮影。】

2024年7月17日水曜日

①尖石縄文考古館(2024.7.17)

梅雨はまだ明けてない。でも暑い。若い頃は夏を待ちかねて行動していたけど、最近はダメ。動くと大汗。頭がふらつく。家でクーラーをかけぼーっとしているのが一番快適。イカンイカン、電気代がかさむ。と、言う訳で旅にでた。

この歳になると旅にでるための目的・訳が必要だ。今回はそれを「縄文」とした。今から30年程前から、なんとなく「縄文」にこだわってきた。そんな縁で縄文時代の土偶、土器を目指して出撃した次第。


たまたま、ネットで見つけた「北海道&東日本パス」で行くことにした。「北海道&東日本パス」はJR東日本とJR北海道の在来線乗り放題。連続七日間使うことが出来、さらに青森・森岡間の第三セクター鉄道も乗れて11330円。18切符とは微妙に違うけど、これが安いのか高いのか?


その購入窓口はJR東日本の主要駅。最初の目的地の尖石縄文考古館に行くために降り立った茅野駅で買うことにした。茅野駅といえば十分主要駅だと思ったけれど、人のいる窓口は無い。駅員に聞けば、この近くに窓口のある駅は無いという。JR東日本の人員削減もここまで進んだか、と驚いた。


買うにはどうすれば良いか?と駅員に聞けば自動発券機に遠隔申込機能があるという。モタモタしつつ遠隔でなんとかチケットをゲット。最近の人手不足も進んでいるようなので、このようなシステムが増えていくようだ。やれやれ、生きにくい世の中になったもんだ。


今日の目的地は尖石縄文考古館。国宝の土偶二体を見るためだ。茅野からバスで行くのだがバスの本数は一日三本。2時間以上待ってなんとかたどり着いた。直接見た「縄文のビーナス」「仮面の女神」は素晴らしかった。それと共に展示されている縄文土器も良かった。写真やテレビで見るものと形は同じでも、その存在感は違う。さらに説明のオッサンの熱量も大きくてとても楽しいひと時だった。縄文時代の事が少しは理解が進んだような気がする。


この日は下諏訪温泉に泊まった。今から30年ほど前に頻繁に訪れた下諏訪温泉だけど、街の様子はほとんど変わらない。宿に入った後で旦過の湯に行ってみたけど、相変わらず熱かった。その後、夕食に街に出たけど、ほとんどの飲食店は閉まっていた。街は掃除も行き届き綺麗に保たれているけれど、少し寂れて来たような気がする。秋宮もあって外国人にも受けそうな素材は多いけど、観光客は少ない。


0636勝川発、小淵沢まで2610円ジパング料金、中津川着0736 発0741、塩尻着0942 発0958、1028茅野着、北海道東日本パス11330円、山菜ラーメン690円、1220茅野発バス590円、1240尖石縄文考古館500円、1342同発(1622)、1402茅野着(1645)バス590円、茅野発下諏訪まで240円、コンビニビール他1000円強、中川旅館5430円、コンビニ1284円


【縄文のビーナス。本物は現在、福島へ出張中。レプリカだけど説明のオッチャンに寄ればほとんど見分けがつかないほどの出来という。腰回りの質感が豊かだ。】

【仮面の女神。縄文のビーナスとともに日本に五体ある国宝の土偶の一つだ。】

【縄文時代の初期から晩期までの土器の変遷が良くわかる。】

【尖石縄文考古館。バスの便は悪いけど、説明のオッチャンの熱は大きい。】

【諏訪大社秋宮。下諏訪には良い物が多いけど、インバウンドは意外と少ない。】


2024年7月12日金曜日

白馬(2024.7.8-9)

 梅雨はまだ明けないけど暑い日が続く。その暑さに負けて白馬のホテルを予約。しかし、天気は悪かった。




2024年7月5日金曜日

重源座像(2024.7.5)

 年に一度公開される東大寺の国宝重源座像を見に行ってきた。梅雨はまだ明けないけれど猛暑日が続く。以前は夏の暑さもものともせず行動していたけど、最近は暑さがこたえる。テレビでは「特に高齢者は熱中症対策でエアコンのきいた室内で過ごせ」と声高に叫ぶ。「だったら出かけねばならぬ」と加齢性頑固者の私です。

暑さにも関わらず近鉄奈良駅周辺はインバウンドの外国人にあふれていた。皆さん元気だ。そんな元気な外国人の中にいるだけで疲れてしまう。情けない、、、。駅から東大寺まで日陰を選んで外国人の間を歩く。そんなバタバタ歩きも東大寺から二月堂へ向かう石段辺りで静かになる。そこの木陰でチョイと休憩。持参した冷えたブンタンが美味い。


俊乗堂には国宝の重源座像の他に阿弥陀如来立像がある。その二つとも快慶作と言われているけど、その二つとも良い感じの仏像だ。他の仏像に比べて、快慶作の仏像は「感じが良い」と言うことしか言えないけど何か良い。


その後、時間があったので大阪中之島美術館で開かれている醍醐寺国宝展によって帰宅した。醍醐寺国宝展には弘仁貞観期の仏像を期待して行ったけど、チョイと期待外れだった。


【さすが国宝】

【東大寺横の二月堂への石段。静かだ。】

【俊乗堂】

【醍醐寺国宝展、大阪中之島美術館】

【奈良県庁裏に良い食堂発見。今回の最大の収穫かも?】