2024年7月17日水曜日

①尖石縄文考古館(2024.7.17)

梅雨はまだ明けてない。でも暑い。若い頃は夏を待ちかねて行動していたけど、最近はダメ。動くと大汗。頭がふらつく。家でクーラーをかけぼーっとしているのが一番快適。イカンイカン、電気代がかさむ。と、言う訳で旅にでた。

この歳になると旅にでるための目的・訳が必要だ。今回はそれを「縄文」とした。今から30年程前から、なんとなく「縄文」にこだわってきた。そんな縁で縄文時代の土偶、土器を目指して出撃した次第。


たまたま、ネットで見つけた「北海道&東日本パス」で行くことにした。「北海道&東日本パス」はJR東日本とJR北海道の在来線乗り放題。連続七日間使うことが出来、さらに青森・森岡間の第三セクター鉄道も乗れて11330円。18切符とは微妙に違うけど、これが安いのか高いのか?


その購入窓口はJR東日本の主要駅。最初の目的地の尖石縄文考古館に行くために降り立った茅野駅で買うことにした。茅野駅といえば十分主要駅だと思ったけれど、人のいる窓口は無い。駅員に聞けば、この近くに窓口のある駅は無いという。JR東日本の人員削減もここまで進んだか、と驚いた。


買うにはどうすれば良いか?と駅員に聞けば自動発券機に遠隔申込機能があるという。モタモタしつつ遠隔でなんとかチケットをゲット。最近の人手不足も進んでいるようなので、このようなシステムが増えていくようだ。やれやれ、生きにくい世の中になったもんだ。


今日の目的地は尖石縄文考古館。国宝の土偶二体を見るためだ。茅野からバスで行くのだがバスの本数は一日三本。2時間以上待ってなんとかたどり着いた。直接見た「縄文のビーナス」「仮面の女神」は素晴らしかった。それと共に展示されている縄文土器も良かった。写真やテレビで見るものと形は同じでも、その存在感は違う。さらに説明のオッサンの熱量も大きくてとても楽しいひと時だった。縄文時代の事が少しは理解が進んだような気がする。


この日は下諏訪温泉に泊まった。今から30年ほど前に頻繁に訪れた下諏訪温泉だけど、街の様子はほとんど変わらない。宿に入った後で旦過の湯に行ってみたけど、相変わらず熱かった。その後、夕食に街に出たけど、ほとんどの飲食店は閉まっていた。街は掃除も行き届き綺麗に保たれているけれど、少し寂れて来たような気がする。秋宮もあって外国人にも受けそうな素材は多いけど、観光客は少ない。


0636勝川発、小淵沢まで2610円ジパング料金、中津川着0736 発0741、塩尻着0942 発0958、1028茅野着、北海道東日本パス11330円、山菜ラーメン690円、1220茅野発バス590円、1240尖石縄文考古館500円、1342同発(1622)、1402茅野着(1645)バス590円、茅野発下諏訪まで240円、コンビニビール他1000円強、中川旅館5430円、コンビニ1284円


【縄文のビーナス。本物は現在、福島へ出張中。レプリカだけど説明のオッチャンに寄ればほとんど見分けがつかないほどの出来という。腰回りの質感が豊かだ。】

【仮面の女神。縄文のビーナスとともに日本に五体ある国宝の土偶の一つだ。】

【縄文時代の初期から晩期までの土器の変遷が良くわかる。】

【尖石縄文考古館。バスの便は悪いけど、説明のオッチャンの熱は大きい。】

【諏訪大社秋宮。下諏訪には良い物が多いけど、インバウンドは意外と少ない。】


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