2020年11月10日火曜日

金沢(2020.11.10-11)

 先日、Gotoキャンペーンでホテル日航新潟に格安に泊まった。日航に泊まったからにはANAにも格安で泊まらねばならない。などと不純な動機でANAクラウンホテルに泊まり金沢へ行ってきた。当然、Gotoキャンペーンでの格安宿泊だ。

格安で泊まることが最大の目的ではあったけど、最近、「千里浜渚ドライブウエイが砂浜の縮小で危機的な状況になっている」との報道の真偽を確かめることも動機の一つだ。さらに、近江町市場、金沢駅周辺での海鮮料理を楽しみ、帰り道の五箇山、白川村、御母衣ダム近辺の紅葉も楽しみたい。

コロナ騒動を避ける意味からも、ほとんど車でのドライブ中心の行動だったけど、格安に泊まることを第一の目標にする歪んだ動機の旅はこの旅を最初で最後の旅にしたい。千里浜は狭くなっていたし、金沢の海鮮は美味しかったし、山の紅葉も美しかった。でも、旅の目的は「安いから行く」のではなくて「行きたいから行く」という本来の目的であるべきだ。今回の旅がつまらなかったわけではないけれど、行きたいから行った先がGotoキャンペーンで格安に泊まることが出来たら一番うれしいよね。

◆行動記録

・10日:下道で関ケ原、木之本、近江チャンポン、金沢西で高高速降りる、15:00ANAクラウンホテルチェックイン、近江町市場(おでん、ワンカップ)、金沢駅すし玉(夕食)

・11日:千里浜渚ドライブウエイ、五箇山、白川村、平瀬温泉、御母衣ダム、荘川(蕎麦屋で昼食)




2020年11月8日日曜日

中山道[平沢>塩尻](11.8)

 久しぶりに中山道を歩いてきた。木曽平沢までは歩いているので今回は平沢から塩尻まで歩く計画だ。中央線の始発に乗って中津川で乗り換え本格的な木曽路に入る。久々に列車に乗りつつ舐めるイイチコの酔でウトウトしながら上松付近。ちょうど寝覚めの床で目が醒めた。窓から見える寝覚めの床の紅葉は真っ盛り。寝覚ノ床は車で行くと入場料がいるけれど、JRの車窓からは一番いい場所から無料で見れる。しかし残念ながらその時間は一瞬で写真は撮れない。

車窓から見る木曽の山々は黄色が目立つ。カラマツの黄色が特に目立つ。ブナやナラの黄葉はすでに終わり、葉を落とした木々の灰色の幹が目立つところも多い。立派な漆器店の並ぶ平沢の街並から歩き出し、秋の日差しを浴びつつのんびり歩くのは気分が良かった。

贄川のちょっと先に「これより南 木曽路」の石碑。そこを過ぎるとひょっこり開けた場所に出る。安曇野の一角に出た訳だ。そこから広々とした畑や果樹園の間の道を歩いてJR塩尻駅に到着。久々のロングウオークでちょいと腰が痛かった。

途中、洗馬駅で持参の焼き芋を食べる。特に寒いわけでも無いけれど、駅舎の中のベンチに腰掛け大きなガラス窓から差し込む光の中に見を置くとほのぼのとした暖かさを感じる。静かだ。聞こえるのは隣の植え込みの中で騒いでいる鳥の声だけ。幸せだなー。


◆行動記録

6:35JR春日井(春日井ー木曽平沢3220円)、9:30木曽平沢、11:00贄川、12:20「これより南木曽路」の石碑、12:45日出塩、13:15本山宿、14:00洗馬駅、平出遺跡、16:00塩尻駅、山賊焼き、ビール、17:05塩尻発


【黄色:カラマツ、緑:針葉樹、灰色:紅葉終わり葉が散った広葉樹】

【贄川手前の国道沿いにあるドライブイン、知る人ぞ知る昭和的レトロ食堂】

【贄の大トチ、この木は凄い】

【モミジは今が盛りだけど木曽には少ない。贄川駅で見つけた】

【本山か洗馬の宿場は道が広く家が大きい。不思議な雰囲気】

【水原ひろしも健在】

【中山道と善光寺街道の分岐、洗馬にある】

【中山道は平出遺跡の横を通る】

【山賊焼きとビールで一人打上。どこが山賊なのか?よくわからなかったけど・・】


2020年11月7日土曜日

久屋公園(2020.11.7)

 主要都市魅力度ランキングで名古屋はほとんど最下位らしい。このランキングは名古屋に住む人の評価というより、外部の人及び旅行業界の人の評価のようだ。日本全国を徘徊している私にとって、名古屋はかなり住みやすく魅力度の大きな街だ。有名な観光ポイントは無いけれど、道路は広く、掃除は行き届いている。地下鉄など公共交通機関へのエスカレーターの設置状況も他の都市より進んでいる。

昔から私の好きな散歩コースは名城公園から市役所、県庁、テレビ塔を経由し栄へ至るルート。特にテレビ塔の北側の久屋公園は素晴らしいところだった。名古屋城の外堀からテレビ塔まで1キロ以上あると思うけど、一抱え以上の欅の大木が生い茂る森だった。その森の中央に続く小道から望む銀色一色のテレビ塔が美しかった。

夏の暑い盛りでもこの木陰を歩くたび、こんな素晴らしい場所が人知れず残っている幸せを感じたものだった。いつまでも観光客に知れ渡ることなく静かな雰囲気を留めて貰いたいと思っていた。

などとすべて過去形で語っている。なぜならその場所がなくなってしまった。欅の大木もほとんど切り倒され、枯れた芝生とプレハブ風飲食店の仮設お祭り広場のような風情。「栄地区活性化」を合言葉に、良かれと思って進めたと思うけど、人の思いや感じ方は違うものだとつくづく感じる。それとも何か違う思惑があったのかなあ・・・。

【昔はこの角度から見ると欅の大木の森に伸びる小径の先に銀色のテレビ塔が美しかったんだけどなあ・・・】

【100年先の国宝を目指して名古屋城の木造化を進めているのだが、このカフェは何年もつのかな?】



2020年10月23日金曜日

東北遠征6・帰還(10.23)

 久しぶりの5泊6日の遠征も最終日。後は一日かけて帰るだけ。GOTOでゲットした1000円の電子クーポンも十日町の道の駅で使った。お土産用リンゴも豊田飯山の道の駅で買った。でも新潟からの帰宅は遠かった。

車中泊1泊、自炊湯治3泊、ホテル1泊の5泊6日の旅だったけど何か疲れた。若い頃、仕事の合間の時間を見つけての出撃した時はただただ楽しかったんだけど、年をとった今、「なんでこんな行動してるんだろう?」と思うこともちょいとある。自宅に戻り、愛用の椅子に深く腰を沈め「ヤッパリ家が一番だねー」と寅屋のオバチャンのごとくつぶやく私です。

◆行動記録

7:30ホテル発/駐車場代、缶ビール2含め5630円、新潟中央IC、9:10越後川口IC1920円、10:00十日町/給油155キロ1280円、10L、道の駅ふるさと豊田/リンゴ、シャインマスカット2288円、12:00豊田飯山IC、13:30松代SA仮眠、15:00小黒川SA、17:00多治見IC4830円、給油335キロ2541円20.01L


2020年10月22日木曜日

東北遠征5・新潟(10.22)

 今日の行程は新潟まで。自宅まで一日で帰還するのはハードすぎるので一泊したいところだ。ネットで宿泊地の検討をしていたら、新潟の本格的ホテルが超格安でゲットできた。格安に弱い私は迷うことなく新潟経由で帰ることにした。最後の朝風呂を楽しみ、残った食材を整理して宿を出たのは午前8時半。

時間も有るので米沢から米坂線に沿って道の駅を覗きつつのんびり走った。このルートは昔東北の山にハマっていた時の思い出深い地域だ。特に飯豊と朝日は印象深い。朝日に登ったとき雨具を忘れて、ツエルトを被って行動した事を思い出す。さらに飯豊では大汗かいて、テントの中で濡れた財布の中のお札を干した事もあった。それやこれや思い出に浸りつつ走る追憶ドライブであった。

ホテルは信濃川の中州的なところにある高層ホテル。最上階には展望室もあって新潟の街の形が良く分かった。新潟は美しい街だ。さらに夕食に訪れたピア万代の回転寿司は素晴らしかった。

◆行動記録

6:00起床、滑川温泉3泊6231円、8:30行動開始、9:30道の駅いいで/白菜280円、11:00道の駅小国/キクラゲ、マツタケ釜飯の素1030円、12:00道の駅関川/玉こんにゃく、12:45聖籠給油377キロ2714キロ、20.1L、14:00ホテル日光新潟、夕食/回転寿司、佐渡弁慶2365円

【JR米坂線小国駅】

【ホテル日航新潟、格安で宿泊】

【最上階から新潟の街(古町)方面を見下ろす。遠くに見えるのは佐渡島】

【新潟の回転寿司は良い】

2020年10月21日水曜日

東北遠征4・滑川(10.21)

 朝、「正しく起床」「正しく入浴」「正しく朝食」で正しく8:00に出発。行き先は磐梯吾妻スカイラインを走り、時間があれば福島の街を偵察すること。この福島の町も山形同様訪れたことがない。

磐梯吾妻スカイラインに入る手前にあずま総合運動公園でトイレ休憩。物事何が幸いするか分からない。そのあずま総合運動公園が素晴らしかった。広々として整備が行き届いたその公園は日本一かもしれない。震災関連予算でもついているのかと思うほど細部にまで人の手がかかっている。でもメタセコイアの巨木を見ると十年程度ではここまで大きくなるとは思えないので昔からある公園かもしれない。どちらにしても人でごった返す磐梯吾妻スカイラインの浄土平よりも数倍魅力的な場所だった。

その後、福島駅の観光案内所で今後の身の振り方を相談。2時間程度の時間しか取れないので、とりあえず循環バスに乗ることにした。この時期、福島の町は某国営テレビの朝ドラ関係で賑わっていた。観光案内所のオネエチャンはその古関裕而メロディーバスに乗ることを勧める。素直な私はそのメロディーバスで市中を巡回。古関裕而記念館には寄らずに、一周したら時間切れ。福島の町は大規模な開発はされずに、昭和的狭小道路の多い街だった。繁華街は覗かなかったけど意外と楽しいかもしれない。

今、夜の十時過ぎ。ふと目を醒ましてこれを書いている。最近のコロナ騒動で感ずる事がある。それは人との会話をしなくて良い快感だ。他人とのコミュニケーションが取れないと嘆く風潮も多いけど、私は無理に話さなくて良いのが楽なのだ。

特に湯船に浸かりボーっとするとき、隣のオッチャンに話さなくて良いのが有り難い。昔、この滑川温泉でこんな事があった。石造りの気持ちの良い温泉に入った時、しばらくして先客のオッチャンが「ナゼ話をしないのか?」と非難された事があった。そのオッチャンは東北の湯治場では「湯治客は和気あいあいと話さねばならぬ」とステレオタイプの思い込みがあったみたい。

温厚な私は適当にあしらって過ぎたけど、チョット嫌な気分だった。それに引き換え最近は「大声での会話は控えよう」との大号令。生来、引っ込み思案の私としては有り難いけど、地元の人との会話が無いのはチョイと寂しい。

◆行動記録

6:30起床、入浴、ドピーカンの予感、コロナ騒動で人と話さなくて良い、炊事場は清潔、古いけれど磨き上げられた道具類、朝食、リンゴ、チーズ、ゆで卵、コーヒー、8:00行動開始、工事は養豚場、9:00あずま総合運動公園、素晴らしい、9:40発、土湯峠/煎餅他1000円、浄土平/駐車場500円、吾妻小富士、福島メロディーバス周回、14:30福島発、15:20滑川温泉

【ガス自動販売機10円で10分、このまま民俗資料館に保管されそう】

【福島屋自炊キッチンは掃除が行き届いている】

【廊下も磨き上げられている】

【あずま総合運動公園】

【土湯峠鷲倉温泉、今から30年ほど前、自炊で宿泊したら、自炊はその年から中止していた。親切な女将から旅館のキッチンを使って良いよと言われ、旅館のキッチンで調理したことを思い出す。良い思い出だ。】

【磐梯吾妻スカイラインの紅葉】

【浄土平駐車場から吾妻小富士を望む】

【吾妻小富士の噴火口の縁】

【吾妻小富士から浄土平駐車場越しに一切経山を望む】


【古関裕而メロディーバスで古関裕而の曲を聞きながら市内を巡回】

2020年10月20日火曜日

東北遠征3・滑川(10.20)

早朝に目が醒めた。時計を見ると朝の5時半。ふらつく足どりで階段の手すりに頼りつつ風呂に向かった。そこには先客が二人。そのうちの一人は自炊棟の隣の部屋のオッチャンだった。「早いですねー」と言ったら、「寝るのがはやいからねー」との答え。そう言えば昨夜は8時頃からイビキが聞こえていたなあ。フスマ一枚隔てたプライバシーは極めて日本的な関係だな。昨今の「やれ個人情報だ」などと口走る社会よりも昔から続く日本的な人間関係のほうが高度な関係ではないのか?これから本格化するグローバル化、ネット社会化、AI化は人間を幸せにするのか?などと相変わらず理屈っぽい私です。

とは言うものの風呂からあがり、缶ビールをあおって二度寝を楽しんだら行動開始は九時半を過ぎてしまった。天気予報は晴れ、日差しはあるものの、分厚く黒い雲がまだらに空を覆っている。何処へ行こうか迷ったけれど山形方面へ向かってみた。東北には数え切れないほど来ているけど山形の街なかへは足を踏み入れた事はない。

山形駅に車を止め、霞城公園あたりをぶらぶら歩いた。時間もなかったのでサラッと歩いただけだけど、山形へ行く途中の亀岡文殊堂は良かった。東北には思っても見ないところに素晴らしい物が残っている。こんな新しい発見などが東北の旅の醍醐味だ。

◆行動記録

5:30起床、入浴、二度寝、8:00朝食味噌煮込みうどん、9:30行動開始、11:00亀岡文殊堂 玉こんにゃく、12:00給油上山361キロ2970円22L、12:30JR山形駅、霞城公園、最上義光、旧済生館本館、天丼付きざる蕎麦1280円、土産1695円、夕食用はらこ飯680円、14:30発、16:30滑川温泉


【福島屋の横にある滝】

【右側が自炊棟】

【大滝へ行く道の吊り橋は老朽化で通行できない。ぬれずに行くのは不可能なので大滝行は断念】

【亀岡文殊堂参道の石畳】

【亀岡文殊堂本堂】

【なかなか立派な寺だ】

【旧済生館本館の中庭】

【旧済生館本館は霞城公園にある】

【有名な最上義光像。なかなかカッコイイ】