今から60年近く前、谷汲山に行ったことがある、と思う。なんせ、あまりに古い話なのでほとんど記憶の彼方。思うとしか言えない。まだ、世の中が貧しい時代、「マツタケ入りのうどん」がなぜか思い出される。でも、食べたのか?、食べたかったのか?その記憶も定かでない。ただ、家族そろって、床の間に置く木の根で出来た花瓶台をあれこれ迷いつつ、買った気がする。その花瓶台は今でも我家の物置に有るので多分そうなんだろう。
そんな昔の記憶が残っているのも、我家にとっては一大旅行だったのかもしれない。電車に乗ったり、バスに乗ったり、子供心にもインパクトの有るイベントだったんだろう。そんな谷汲山も今となってはカーナビに導かれて2時間ほどで到着。便利な世の中になったものだ。でも、昔のほうが楽しかったような気がするねえ・・・。
まあ、昔話はこれくらいにして、谷汲山は紅葉が素晴らしかった。今年の紅葉は素晴らしい。某新聞には「今年の京都は10年に一度の紅葉」との記載もあるとか。一週間ほど前、京都高尾の神護寺の紅葉を見たけど、その時の神護寺よりも間違いなく谷汲山の紅葉の方が素晴らしかった。
昨今、絶滅が危惧されている門前の産物屋もまだ健在だったし、拝観料も無料なのが嬉しかった。谷汲山華厳寺は想像以上に立派なお寺だ。華厳寺から東海自然歩道が横蔵寺まで続いているが、今回は時間がなくて行けなかった。近いうち、できればこの秋に再度出撃したいと思っている。(2012,11,23)
【紅葉は今が盛り】
【参道はけっこう長い、石段も有る】
【門前の土産物屋もなんとか健在。柿多し】
【仁王門】
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