昨日の新聞に「愛岐トンネル特別公開」の記事。中央線が単線だった時代、定光寺、古虎渓を抜けるトンネルが複線化の新トンネルに変わって、残置された産業遺産だそうだ。「そういえばそうだったなあ」と、チョイと昔を懐かしみ、久々の秋晴れに誘われて出かけてみた。
定光寺の駅について驚いた。いや、一駅前の高蔵寺付近からなんとなく感じてはいたんだけど、定光寺駅は人で溢れている。普段ほとんど乗降客のいない定光寺駅。改札口も狭い。さらにその先も人波は続く。まるで初詣の人波のようだ。改めて、新聞の影響力の大きさを再確認した。
レンガ造りのトンネルは周囲の紅葉とあいまってナカナカ渋い。久しぶりに見た玉野川にかかる定光寺の石造り風の橋も懐かしかった。最近、ほとんど思い起こすこともなかった定光寺だったけど、ナカナカ良い所だ。昔は駅前に土産物屋や食堂なんぞが並んでいた。そんな店に友人数名で味噌オデンなんかを肴に酒を飲みつつ、歌を歌って酔っ払っていたことがあった。今から40年ぐらい前だった。しかし、今はほとんど営業してない。要するに観光地としての定光寺は終わっているのかもしれない。寂しいね。
廃線利用のトンネルハイキングは関西では山陰線の宝塚付近のトンネルハイキングが有名らしい。この定光寺駅から直ぐに歩き出し古虎渓まで抜けられれば楽しいハイキングコースとなりそうだ。でも、権利関係で難しい問題もあるようだ。(2012.11.24)
【JR定光寺駅ホームは人で溢れる】
【最初、線路際を歩く】
【廃線跡への階段】
【レンガって渋いね】
【まさに産業遺産かな?】
【馬頭琴の演奏もあり、その他、ハーモニカもあった。トン汁もあった。岩魚、アマゴではなく、なぜかサンマ、ホッケの干物も焼いていた。】
【大きなモミジの木】
【定光寺の石作り風橋。昔もあったと思う】
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