2014年4月20日日曜日

第11次四国遍路3(2014.4.20)

朝、うたんぐらのおじさんにJR坂出駅まで送ってもらう。坂出から高松までJRで移動し、そこから二日目の遍路再開。高松駅は遍路道から外れているので、屋島方面へ適当に歩き、遍路道を探す。屋島の麓で遍路道に合流。

なだらかな整備された山道を登ると屋島寺。そこから急激に下り、対岸の山を登ると八栗寺。八栗寺への最後の登りはケーブルカーに乗ってみた。昭和の香り満載のケーブルカーは懐かしく、子供の頃に乗った比叡山のケーブルカーを思い出した。

八栗寺から舗装道路をひたすら下り、志度寺で行動停止。琴電志度から三条まで琴電で戻り、本日の宿「善根宿・スローライフ」に向かう。この善根宿・スローライフは前夜泊まった「うたんぐら」で教えてもらった善根宿だ。食事は無いけど、一泊500円、実際には無料だったけど・・・。

その善根宿・スローライフに電話したとき、「今日は女性が泊るので、泊まれない」と、言うような返事。でも、話しているうちに、「快適でない部屋で我慢できるなら、泊まれないこともない」などと、要領を得ない返事。などなど、イロイロ話しているうちに、結局「泊まれる」と言うことになった。まあ、問題があれば高松のビジネスホテルに飛び込めば良いと、とりあえず向かってみた。

気の良さそうなオッチャンが出迎えてくれた。オッチャンの対応がイマイチ要領を得ないのは、最近、女性遍路からの善根宿でのセクハラ関連の問題で苦慮しているらしいのだ。善根宿・スローライフは大きな倉庫に隣接する一軒家。一階にキッチン、リビング、バス、トイレ、二階に数部屋の立派な家だ。でも、私が通された部屋は倉庫の中にあった。「悪いけど、この部屋で泊まって欲しい」と倉庫の中に設置してあるプレハブ小屋を示してくれた。小屋の中には簡易ベットが一つ。寝具は十分ある。

オヤジさんはしきりに恐縮するも、私にとってはまったく問題なし。外に、風呂もトイレもあるのでほとんど最高の宿なのだ。その時、この日、泊まる女性登場。なんと、前日一緒に歩いた美人遍路でありました。

結局、知り合いと言うことと、彼女も了解してくれたとのことで、私の部屋はスローライフ本家へ変更となった。と、言うことは、若い女性と、一つ屋根の下で一夜を明かすことになった。はっきり言って嬉しかった。これもお大師様のお導きか・・・。善根宿のオヤジさんも、美人遍路も話好きで楽しい一夜となりました。(2014.4.20)

◆行動記録
 7:18 坂出
      高松まで450円
 7:40 高松
 9:15 遍路道合流
      ここまで6キロぐらいか
      屋島寺まで2キロの標識
10:15 84番屋島寺
12:30 85番八栗寺
      ケーブル 560円
15:00 86番志度寺
      琴電三条まで440円
17:00 善根宿・スローライフ

◆歩行距離
・ 5.0キロ JR高松-遍路道合流点
・ 2・0キロ 遍路道合流点-屋島寺
・ 7.2キロ 屋島寺-八栗寺
・ 6.5キロ 八栗寺-志度寺
・ 2.0キロ 琴電三条-善根宿・スローライフ
(合計)22.7キロ

【JR高松駅から屋島方面に適当に歩く】

【屋島寺への登り】

【84番札所屋島寺】

【屋島寺山門前ではイベント開催中、お接待多数】

【八栗寺への登りケーブルカー】

【85番札所八栗寺】

【86番札所志度寺には五重塔がある】

【善根宿・スローライフの倉庫内に設置された飯場的遍路宿】

【その内部】

【二つ並んだ靴、今を去る30年以上前の我家の玄関を思い出す】

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