2011年8月6日土曜日

東北自炊旅-6

● 六日目・帰還
【この時期の東北は山百合が多い】

 松之山温泉から津南への国道353号は前日開通したばかり。大きな崖崩れ現場を横目になんとか津南の国道117号へ戻った。豊田飯山から塩尻まで高速、その後、木曽でそばを食べるべく19号線をひた走り、何気なく木曽福島の車屋に入る。休日の車屋は大混雑。

【松之山の崖崩れ現場】

 今回は天候が許せば、魚沼駒ケ岳と八海山、そして八幡平・千沼ケ原に登りたいと考えていた。しかし、最後まで天候不順。どこにも登らず温泉三昧。まあ、これはこれでよかったと思う。なんせ「展望の無い山には登らない」これが私のモットーです。

 山には登らなかったけど、いたるところで山百合を見た。東北の夏は山百合だ。雑草の中で鮮やかに咲いている。地元の人も草刈をしても山百合だけは残しているようだ。この山百合、明治時期にヨーロッパで人気となり、その結果乱獲されたらしい。ヨーロッパに持ち出された山百合は品種改良されカサブランカとなったとか。でも、カサブランカより山百合のほうが派手で美しい。日本的な派手も捨てたもので無いと感じている。(2001.8.6)

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