【肘折温泉・葉山館】
【肘折温泉遠景・背景は月山。翌朝一瞬晴れた時、撮影】
● 四日目・肘折温泉(葉山館)泊
今回の旅では宿は毎日行き当たりばったり。次はどこに行こうか?迷いつつ北上線に沿って車を走らせ横手方面に向かう。「ほっとゆだ」との標識発見。名前だけは以前から聴いたことがあった。でもどこに有るのか知らなかった。で、とりあえず駅へ向かってみた。風の便りで聞いているけど駅に温泉があるらしい。
駅についてみれば立派な「ゆ」の暖簾。駅前に車を止めて入ってみた。入浴料250円。透明な湯が溢れていた。湯上りに駅前の観光協会で情報収集。この湯田の周辺には温泉多数。自炊湯治宿も多いらしい。次回はぜひ泊まってみたいものだ。
その後、横手へ出て、最近話題のB級グルメ「横手焼きそば」の昼食。この「横手焼きそば」特段何ということも無い焼そばだ。なぜ話題になるのか良く分からないけど、とりあえず「横手焼きそば」が食べられて嬉しかった。
その後、新庄方面に南下。今夜の泊まりは肘折温泉か、滑川温泉か迷ったけれど、肘折温泉に行くことにした。新庄の観光案内所でゲットした肘折温泉旅館リストの最初にある葉山館に電話してみれば、あっさりOK。肘折温泉には簡単な食事がついている半自炊のシステムがある。当然、自炊するスペースもあり、好きなものを自分で準備することも出来る合理的なシステムだ。私はこのシステムが大好きだ。
途中の大型スーパーで山形牛300グラム購入。さらにネギ、シメジ、豆腐、シラタキ。久々のすき焼きにすることにした。福島原発のセシウム問題で牛肉が安い。20年後の健康被害に関してはほとんど心配することも無い私にとって、安くなった牛肉はありがたい。
すき焼きを美味しく食べるためにも肘折温泉には早めに入った。4時前に葉山館に到着。とりあえず、宿でもらった共同浴場(上の湯)の入浴券で共同浴場で一汗流すことにした。葉山館は築100年(実際には95年ぐらい)の木造建築。掃除も行き届いている美しい日本の宿だ。2間の床の間付きの八畳間。川に面して縁側が開け、木製の手すりもしっかりしている。
その縁側に陣取り、届けられたお膳の横でキャンピングコンロですき焼きの夕食。届けられたお膳には暖かい鮎の塩焼き、ミズのおひたし、山菜の煮付け、ミズと塩鯨の味噌汁。暖かいご飯。素晴らしい夕食だった。開け放った縁側の窓から川を眺め酒を飲む。極楽極楽。
温泉は共同浴場(上の湯)は無色透明。葉山館内湯はちょっと茶色く濁った鉄の気配が感じられる湯。どちらもとても気分良し。とにかくこの葉山館はお勧めだ。(2001.8.4)
【葉山館・肘折温泉】
・ 電話:0233-76-2326
・ 料金:5500円(1泊2食半自炊)
・ 設備:自炊スペース、冷蔵庫、テレビ、その他詳細は未確認
・ 立派な木造日本家屋。建具も素晴らしい。布団も快適で連泊したかった。
【「ほっとゆだ」駅】
【横手焼きそば、500円、キャベツ、卵を混ぜて食べるのが正式だとか。】
【肘折温泉・上の湯共同浴場。透明な湯が溢れる】
【葉山館内湯。ちょっと濁った湯が溢れる】
【夕食は半自炊に持参のすき焼き】
【温泉街では、夜になると東北の美術系大学とタイアップした行灯が揺れる】
0 件のコメント:
コメントを投稿