2011年8月17日水曜日

四国遍路2-1

● 2011.8.17(水)出発、高知泊

 四国遍路の第2回目。前回は31番竹林寺(高知)から37番岩本寺(窪川)までを5月に5日かけて歩いた。今回は37番岩本寺(窪川)から38金剛福寺(足摺)の90キロ。全行程で最も札所の間隔が長い区間を歩くのが目的だ。アプローチに青春18切符を使った4泊5日。高知までの往復に2日費やすので実質的には90キロを三日かけて歩くことになる。1日30キロ。さらに高知から窪川までのJRに乗る時間も必要だ。歩き通せるだろうか?冷静に考えればかなりきつそうだ。この猛暑の中、まさに「修行」の旅である。「まあ、あまり無理せず、しんどければバスに乗れば良い」との気楽な遍路だ。

 今夜は高知泊まりと決めていた。朝8時過ぎに自宅を出発。名古屋、大垣、米原、姫路、相生、岡山、坂出、多度津、阿波池田と乗換えを繰り返し高知着は20時27分。この乗換えの多さに、友人から「疲れないか?」と良く聞かれるが、全然疲れない。特にJR四国のような気動車の振動は船のそれと同じでとてもよく眠れる。車を運転する緊張感も必要ない。

 四国に入り多度津で乗り換えるとローカル度は一気に高まる一両編成。山で出会う人とはよく話すんだけれど、JRで乗り合わせた人はほとんど会話しない。何でだろう・・・?魚肉ソーセージを牛乳で流し組む高校生、輪行のオッチャン、キャリーバックと寝袋を持った謎のアベック・・・など、不思議な人々を乗せ一両編成の気動車は四国山地を抜けていく。

【多度津で乗り換えた一両編成】

 「夏の旅なら、どこでも寝れる」とお気楽気分でホテルも予約してない。とりあえずはりまや橋方面に歩きつつ、安そうなビジネスホテルを探す。発見、「高知グリーンホテル」。そのまま飛び込み聞いてみれば部屋は空いていた。当日割引の4700円。「当日割引」って初めて聞く言葉だ。予約は早ければ良いというわけではなさそうだ。

 やっぱり宿が決まると気分が安らぐ。飛び込みで入った高知グリーンホテルはなかなか良い宿だった。ベットも広かったし部屋も清潔。最近、この手のビジネスホテルのクオリティはかなり高い。

 ホテルに荷物を置き、高知観光客ご用達の「ひろめ市場」で遅めの夕食をとることにした。高知名物・安兵衛の餃子とビールを注文し、座った席の前のオッチャンと話が弾み、ついつい酒を飲みすぎた。そのたまたま出会ったオッチャンとは共通の知人がいた。こんな高知の屋台で知り合いの知り合いに会うなんて、まったく世の中狭いものだ。

● 主な出費
585円:朝食 コンビニ
360円:缶ビール ピーナッツ
450円:蕎麦 池田
4700円:高知グリーンホテル
800円:餃子・ビールセット
500円:青さのり天ぷら
500円:栗焼酎ダバダ
900円:冷酒/
500円:うどん

【最後は土佐のうどんで締めたけど、味の記憶無し】

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