2013年1月13日日曜日

伏見稲荷(2013.1.13)


去年の冬、初めて伏見稲荷に行った。有名な千本鳥居をくぐり、奥の院まで行った。けっこう長い石段だったのでそれで終わりと思っていたけど、数日前、BSの番組でその先も稲荷山山頂まで千本鳥居は続くことを知った。それじゃ、再度行ってみるか、と言うわけで、再度の出撃。ついでにそこから京都一周トレイル東山コースに入り南禅寺まで歩く作戦だ。

伏見稲荷へ行く前に京阪中書島駅から伏見の酒蔵めぐり。新年の酒蔵開きイベントで大勢の人が出ている。酒造組合に新酒試飲の行列が出来ている。以前来たときも新酒試飲イベントをやっていた。そのときは確か無料だったと記憶しているが、今回は試飲券200円。その試飲券で二種類の新酒が飲めるらしい。

昼間から特に酒を飲みたいわけでもないけれど、多くの人が200円の試飲券を買い求め並んでいる。きっと、何か「良いこと」があるんだ、と、勝手に解釈し私も200円の試飲券を握り締め列に並ぶ。並ぶこと数分、やっと試飲コーナーに到着。小さな、ほんとに小さな紙カップに注がれた新酒2杯。一礼して頂く。その後、他に特段「良いこと」も無く試飲終了。なんで、皆さん並ぶのだろう?新年早々不可解な試飲行列でありました。さらに進むと、なんと無料試飲コーナー発見。200円が惜しくて言うわけではないけれど、最初からここへ来ればよかった、と、思うのは私だけだろうか・・・。

新酒試飲の他にも粕汁も200円。その粕汁は良かった。ふつう粕汁といえば塩鮭が入るけど、ここのは鶏肉が入っていた。大根、コンニャク、ニンジンと鶏肉の粕汁はしみじみ京都の味だった。

その後も、別のところでも行列発見。次は失敗しないよう、最後尾のオバチャンに「これは何の列ですか?」と聞いてみる。オバチャン曰く「よく分からんけど、あんたも並びはったら?」とのお答え。要するに何の行列でも良くて、並ぶことに意味があるらしい。平和な新春でありました。

新酒試飲関係で時間を費やしたので、時間がなくなってきた。すべて歩き通すことは困難な気配。丹波橋から伏見稲荷まで京阪電車に乗ることにした。京阪伏見稲荷駅は人波にあふれていた。人の流れに乗りつつ、千本鳥居の石段をひたすら登る。

四辻まで来た。京都の街が見下ろせる。コーヒーを飲みつつ一休み。千本鳥居はまだまだ続くが、人の多さに耐え切れず、そこから京都一周トレイルのルートに入ることにする。こちらのルートに入ると人影は無くなる。静かなコースだ。時々、住宅街などを突っ切り、ルートを失わないようにコース標識に注意しつつ歩く。

泉涌寺、今熊野観音を越え、国道1号線を地下道でわたり、清水寺の裏山の清水山、将軍塚と木々の間の道をのんびり歩く。昔から疑問だったけど将軍塚の将軍とは誰のことなんだろう。将軍塚に行き着き確認してみれば坂上田村麻呂のことらしい。将軍塚の説明版に書いてあった。坂上田村麻呂が初代征夷大将軍だったということか。勉強になるなー・・・。

将軍塚で京都の街を見下ろしつつ、気がついた。昼食をまだ食べてない。気がついた途端、急に腹が減ってくる。将軍塚から知恩院へ下り、八坂神社近くの蕎麦屋で遅めの昼食。食事の前に冷酒を頼む。歩いた後の日本酒が体にしみる。アテは蕎麦豆腐と鴨ロースの炙り。あまりの旨さに二杯目注文。蕎麦を食べることも無く、ヘロヘロになって京都駅まで歩く。蕎麦は食べなかったけど京都駅近くの新福菜館でラーメンを食べ、電車に乗る。当然、新幹線ではなく在来線の新快速。新幹線ではゆっくり眠れない。幸い座ることが出来、あっという間に熟睡。気がつけば乗り換えの米原だった。(2013.1.13)


◆行動記録
10:10 京阪中書島
      新酒試飲(200円)
      粕汁(200円)
11:20 京阪丹波橋
11:30 京阪伏見稲荷
12:00 伏見稲荷熊鷹社
12:10 三ツ辻
12:20 四ツ辻
13:00 今熊野観音
13:50 国道
14:20 清水山
14:45 将軍塚
15:20 知恩院
15:40 蕎麦屋・千角
      冷酒2、ビール1、蕎麦豆腐、鴨ロース炙り(3000円ぐらい))
16:40 京阪祇園四条
17:20 新福菜館(ラーメン650円)
18:01 JR京都発(名古屋まで2700円ぐらい)

 【酒蔵開き試飲行列】

 【伏見稲荷は人の波】

 【千本鳥居、不思議な明るさだ】

 【奥の院の先も人波は続く】

 【四つ辻で京都一周トレイルに入ると人影は消える】

 【今熊野観音】

 【京都一周トレイルを歩くにはこんな標識も見落とせない】

 【将軍塚から市内を見下ろす】

 【知恩院の山門は大きく美しい】

【八坂神社近くの蕎麦屋(千角)、落ち着いた良い店だ】

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