久しぶりに目覚まし時計で起床、とは言っても、7時半だけど。その結果、9時の近鉄急行に乗ることが出来た。缶ビールを飲みつつ、二度寝を楽しみつつ近鉄中川、八木、橿原神宮で乗り換え、近鉄当麻寺駅から歩き始めたのは12時チョイ過ぎ。今日は當麻寺から二上山に登る計画だ。
奈良から少し外れ、チョイと不便な當麻寺だけど、私の好きな寺の一つだ。開放的な境内、渋い本堂、東西二つの三重塔も良いけれど、なんといっても金堂の仏像が良い。適度な明るさの中の四天王は細部まで良く見える。法隆寺と東大寺戒壇堂の四天王の間に作られた日本で二番目に古い四天王だそうだ。法隆寺から徐々に写実的になっていく造形の過程が実感できる。でも、稚拙に見える法隆寺の四天王が一番凄みを感じるけどね・・・。
當麻寺から標識に従い、二上山へ向かう。この日は陽射しも無く寒い日だった。傘堂まで来たとき、二上山の馬の背から吹き降ろす強風にあおられる。その瞬間、撤退を決意。なんせ、無理して登る理由が無い。
二上山の山麓を回るのどかな散歩道をのんびり歩く。途中で綺麗に手入れされた造り酒屋発見。名前は中川酒造。地酒は「透泉」でワンカップも売っていた。一個購入(200円)。もう、山に登ることもないので、その先の道の駅「ふたかみパーク當麻」で味見してみる。煮込んだコンニャク(1串100円)を肴に飲んでみた。その酒が良かった。戻って、お土産用に買い足すことも考えたけど、重くなるのでやめといた。
その後、道の駅の向かいにある「二上山ふるさと公園」へ向かってみる。「展望台へ」の表示がある。二上山の代わりに展望台にでも登ろうと、向かってみたけど甘かった。その展望台は見たことも無いような一直線の巨大石段があった。全部で465の石段。その石段も一直線に作られている。遥か彼方にゴールが見える。そんな石段を目の前にすると、なぜか登りたくなってしまう。登り始めた瞬間、酔いが回ってくる。すぐに息が上がり、気持ちが悪くなる。こんなことなら飲まなければ良かった。でも、ここの石段は一見の価値が有る。上から見下ろすと八方尾根のジャンプ台を思い出す。その後、阿部野橋の居酒屋で本日の行動停止。阿部野橋の居酒屋は女性客であふれていた。世の中変わったねー・・・。(2013.1.19)
◆行動記録
9:01 近鉄名古屋
10:20 近鉄中川
11:35 近鉄八木
11:55 近鉄橿原神宮
12:15 当麻寺
拝観料(500円)
奥の院(300円)
14:00 傘堂
15:10 二上山ふるさと公園展望台
トウセンワンカップ(200円)
酒粕(350円)
串コンニャク(100円)
16:10 近鉄二上神社駅
でっち羊羹(350円)
阿部野橋まで近鉄(480円)
17:00 阿倍野橋
【正面・當麻寺本堂、左・金堂、右・講堂】
【奥の院には寒牡丹が咲いていた】
【奥の院からは東西二つの三重塔が見える】
【西塔、現在工事中で近づけず】
【二上山麓の造り酒屋、中川酒造、そこのトウセンワンカップ(200円)は美味かった。そのトウセンワンカップは道の駅で250円で売っていたことを付け加えます。】
【二上山ふるさと公園展望台へ向かう巨大石段】
【上から見下ろすとジャンプ台だ。蒲田行進曲の階段落ちをふと思い出した。ここから落ちたら命無いだろうなー・・・。】
【展望台から二上山へ向かう登山道もある。その途中のピークまで行ってみたが、尾根を越えると山深い感じ】
【大阪阿部野橋の居酒屋、女性客グループがやけに目立つ】
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