2013年1月6日日曜日

浜坂温泉(2013.1.6)

青春18切符が2枚残っている。使用期限は今月10日。「使わねばならぬ」と、言うわけではないけれど、18切符を使って浜坂温泉1泊の旅に出かけてきた。目的は温泉、松葉ガニ、そして、帰りには最近話題の竹田城址を訪ねるという盛りだくさんの計画だ。当然、年金暮らしの貧者の旅。いかにコストカットを追及するか?と言う、永遠のテーマもそれに加わる。結論としては、すべての面で非常に満足度の高い旅だった。

名古屋発は朝8時40分。米原、京都、園部、福知山、城崎温泉と乗り継ぎ、浜坂着は午後3時54分。適度の乗り継ぎで、京都駅ではホーライの豚マンを購入することもできた。福知山を過ぎるころ、進行方向は雪雲に包まれていたけどこの時期としては暖かかった。

浜坂駅からビールを買いつつ歩いて向かった公衆浴場・松の湯。昨年6月車中泊で訪れたとき、宿泊も可能と聞いていた。ならば「カニの時期にもう一度」と、今回出撃したしだい。その松の湯はちょっと変わった宿泊施設。食事は無いけど、自炊用キッチンは充実している。レクリエーションセンターとの表記もあって、公的な施設なのかもしれない。でも、温泉はかけ流しの高温温泉。温泉のバルブの開閉も自由で好きなように楽しめる。湯量も多い。泉質はちょいと塩気を感じる良い湯だった。

管理のお姉ちゃんは「温泉は夜8時まで」「今日はほかに誰も泊まらないから適当にやってください」と夜9時ごろ姿を消す。普通の湯治宿を想像していた私としては夜間、早朝に風呂に入れないのはちょいと残念だったけど、一泊2250円の宿泊料には納得。

夕食はこれまた昨年6月に立ち寄った、近くの食事処「和心(なごみ)」。刺身盛り合わせ、カニの刺身、カレイ煮付け、ハタハタ塩焼き、シロイカ天麩羅、冷酒1本で3500円。さすがに浜坂漁港のお膝元、船を持っているとの話で魚が美味い、そして安い。大満足の食事だった。

翌朝、7時半、浜坂漁協へ魚のセリを見学に行った。大量のカニ、そしてハタハタ、カレイ、ツブ貝、、、などなど多種多様の魚があがっている。セリ人を囲んで人が群がる。何を言っているのか分からないけど、着々とセリは終わっていく。その終わった魚は次々と片付られていく。気持ちのいいほどの処理スピードだ。そのセリのシステムが分かればもっと面白かっただろう。再度見学し、セリのシステムを学びたい。(2013.1.6)

◆行動記録
 8:40 名古屋発
      18切符(2300円)
11:07 京都
      ホーライ豚マン2個(320円)
11:46 園部
13:05 福知山
14:35 城崎温泉
15:54 浜坂着
      松の湯(1泊2250円)
      入浴
17:30 和心(なごみ)で夕食(3500円)

【城崎温泉駅には雪が残る。静かだ。映画「駅」のワンシーンを思い出す】

【浜坂温泉・松の湯の浴室。左の蛇口が温泉、右が水】

【大量のカニが仰向けに手(足かな)をバタつかせる】

【セリはグングン進む】

【同じカニでも個室を与えられる恵まれたヤツも居る。この扱いの違いが分からない】

【尻尾が箱からはみ出すタラ(眞子入り)。個人的にはカニよりこのタラ汁の方が好きかも・・・。でも、同時に出たらカニを中心に食べる、貧者の私です】

【加藤文太郎愛用のスキー。私の使っているテレマークスキーとあまり変わらない。植村直己も隣の豊岡で生まれている。この地域には伝説的な登山家を生む何かがあるのかも・・・。】

【加藤文太郎記念図書館】

【浜坂の町は落ち着いた良い町だ】

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