2013年1月12日土曜日

高取城址(2013.1.12)


奈良の南、明日香のさらに南に大きな城郭の山城がある。それが高取城だ。先週の竹田城址に触発されたわけではないけれど、冬の陽だまりハイクを兼ねて出かけてみた。アクセスは近鉄。当然、株主優待券使用の急行電車。株主優待券はチケットショップで1500円。特急には乗れないけれど、伊勢中川、八木、橿原神宮と乗り継いで約3時間でスタート地点の近鉄吉野線壺阪山駅に着く。

朝、ゆっくりの起床だったので、壺阪山到着は午後1時。駅で「てくてくマップ(壺坂・高取コース)」をゲット。それによればコースは11キロ。高取城址は標高584m。コースの長さ、標高差をい考えると、けっこう時間がかかるかもしれない。さらに冬の陽は短い。冬の夕暮れに風に吹かれて歩くのは寂しい。と、言うわけで、たまたま来た壺坂寺行きのバスに乗ることにした。これによって1時間以上行程を短縮することができる。

壺坂寺は「妻は夫を労わりつ、夫は妻に慕いつつ・・・」で有名な壺阪霊験記の舞台。今も、現世利益を求めて訪れる人も多い。特に眼病に効くらしい。「養護盲老人ホーム」も併設している。拝観料は600円。最近、視力も衰えてきている私としては、一瞬、お参りしていこうかとも思ったけど、とりあえず、まだ見えるので、時間も無いこととて高取城へそのまま向かった。

時々、雲から顔を出す日差しを楽しみつつ、風も無い登山道をのんびり歩く。1時間ほど登ると石垣が現れる。かなり古い石垣だ。ところどころ崩れそうな箇所もある。さらに登ると立派な城郭が現れる。先週の竹田城と比べても遜色ない。石垣を取り囲む木々が大きい。その木々に隠れるように城郭が広がるため全体が見えないけど、大きな山城だ。

最上部の本丸はモミジの落ち葉に一面覆われている。紅葉の時期にはさぞ美しかろう。本丸からは南に大台ケ原、大峰山系が望める。東には高見山のピラミッドが見える。風の無い本丸で持参のミカンを食べる。水も持たずに登ってきたのでミカンが美味い。

この高取城は「日本三大山城の一つ」と途中の看板に書いてあった。ほかの二つは「岩村城」「備中松山城」。それなら竹田城、七尾城、小谷城の立場はどうなるのか。さらに、荒城の月の「岡城」は・・・。

備中松山城は行った事ないけど、復元された構造物もなく、当然、茶店なんぞも無く、ただ昔の崩れかけた城郭だけが残っている城跡はなかなか趣き深い。突然、私の頭に三橋美智也が降りてきた。

下りは壺阪山駅へ向かってひたすら下る。山を降りたところに高取の町が広がる。高取城の城下町と言うことだ。この高取の町並みはなかなか渋い。中心の土佐は低い軒先の格子戸の家並みが続く。近鉄壺阪山駅から阿部野橋まで出て、地下街のあべの横丁の立ち飲み屋で一杯飲んで、この日の行動は終了。(2013.1.12)

◆行動記録
10:01 近鉄名古屋
12:40 近鉄八木
      太巻き(580円)
12:50 近鉄南大阪線橿原神宮
13:05 近鉄吉野線壺阪山
13:20 壺坂寺
14:30 高取城跡
15:00 発
16:15 近鉄壺阪山駅
17:15 近鉄阿倍野橋
      あべの横丁立ち飲み屋(2000円)

 【壺坂寺】

 【高取城の石垣は古い】

 【本丸はモミジの落ち葉に覆われている】

 【下山途中に猿石発見。明日香の猿石と同じ時代のものだとか。石垣の材料に運んだらしいが、途中で残置したらしい】

 【高取山への入り口にある石碑】

 【高取の街中の植村家長屋門。植村家は高取藩の家老だとか】

【高取の家並み】

2013年1月7日月曜日

竹田城址(2013.1.7)


昨年、健さん映画「あなたへ」で見た印象的なシーンが竹田城址だ。天空の城と言われる通り、空に浮かんでいるようなロケーション。最近は「日本のマチュピチュ」とも言われているようだけど、マチュピチュに行ったことが無いのでその評価は分からない。

竹田城と言えばなんとなく九州の豊後竹田に有るものだ、と思っていたけど豊後竹田にあるのは岡城。滝廉太郎の「荒城の月」が作られたのはその岡城跡らしい。

浜坂から竹田城址に向かうには山陰線で和田山まで戻り、和田山から播但線で一駅、JR竹田駅から歩くことになる。その山陰線の本数が少ない。8時台の列車を逃すと、次は10時台。浜坂漁協のセリ見学で8時台の列車には乗れず、10時過ぎまで浜坂の町を徘徊することになった。浜坂は新田次郎著「孤高の人」のモデル加藤文太郎の生誕地。とりあえず加藤文太郎記念図書館へ向かってみる。

記念図書館は立派な施設だった。開館は10時からで到着した時はまだ閉まっていたけど、名古屋から来た旨伝えると、入れてくれた。「孤高の人」は私が若い頃、山登りにはまり込むきっかけを作った本かもしれない。そんなことを思いつつ、加藤文太郎の遺品なんぞ見ていると、昔を思い出し懐かしかった。最近は体力、視力、さらに気力も衰え、バランスも悪くなり、危険な山には登れない。特に冬の寒さがこたえる。冬は陽だまりハイクを楽しみ、夏は牧歌的な山歩きを楽しんでいる。寂しいけど、これが現実だなー・・・。

それはそれとして、竹田城址。竹田駅に着き駅から山上を見上げれば石垣が見える。標高差はけっこうありそうだ。名古屋近辺で言えば長良川河畔から岐阜城を見上げた感じ。幸い天気は快晴無風。汗をかきそうなので上着を脱ぎ、登り始める。登り始めた瞬間大汗をかく。加藤文太郎云々なんぞ、まったくおこがましい状態だ。この正月の不摂生がもろに響いている。

昔の武士は定年は有ったのだろうか。有ったとしたら非常に分かりやすい。年齢ではなく、この坂を登城出来なくなったら引退だなー・・・。

登り詰めた天主台からの眺めは素晴らしかった。眼下に円山川を背に竹田の町が広がる。素晴らしい高度感だ。礎石に腰掛け、持参の缶ビールのプルトップを引く。穏やかな青空の下の城跡で飲むビールの味は格別だった。

そうそう、この旅で関西のオバチャンの5~6人グループとJR車内での遭遇二回。オバチャンは元気だ。割れがねの様な話し声、笑い声が車内に響く。その声を聞きつつ、日本もまだまだ大丈夫だとの元気を貰った私です。ちょっとうるさいけどね・・・。(2013.1.7)

◆行動記録
 7:30 浜坂漁協セリ見学
      加藤文太郎記念館
10:17 浜坂発
      かまぼこ、カニチラシ(700円ぐらい)
13:00 竹田城登山開始
15:56 竹田発
17:30 姫路
18:40 大阪
      梅田ミンミンで餃子・ビール(1500円)
20:30 発
23:15 名古屋着(18切符2300円)

 【竹田駅のすぐ裏に登山口はある】

 【けっこうな急登が続く】

 【30分ほどで石垣に到着】

 【天主台から南千畳(二の丸かな)を見下ろす】

 【眼下には竹田の町が広いる】

 【南千畳見るから天主台はアフリカ方面の世界遺産的気配もある】

【帰り道振り返り仰ぎ見る城郭】

【駅から望む竹田城址」】

【駅に隣接する観光案内所にある「あなたへ」のポスター。係りのお姉ちゃんいわく「映画を見た」といって訪れる人が急増しているといか。私もその一人だが・・・】

2013年1月6日日曜日

浜坂温泉(2013.1.6)

青春18切符が2枚残っている。使用期限は今月10日。「使わねばならぬ」と、言うわけではないけれど、18切符を使って浜坂温泉1泊の旅に出かけてきた。目的は温泉、松葉ガニ、そして、帰りには最近話題の竹田城址を訪ねるという盛りだくさんの計画だ。当然、年金暮らしの貧者の旅。いかにコストカットを追及するか?と言う、永遠のテーマもそれに加わる。結論としては、すべての面で非常に満足度の高い旅だった。

名古屋発は朝8時40分。米原、京都、園部、福知山、城崎温泉と乗り継ぎ、浜坂着は午後3時54分。適度の乗り継ぎで、京都駅ではホーライの豚マンを購入することもできた。福知山を過ぎるころ、進行方向は雪雲に包まれていたけどこの時期としては暖かかった。

浜坂駅からビールを買いつつ歩いて向かった公衆浴場・松の湯。昨年6月車中泊で訪れたとき、宿泊も可能と聞いていた。ならば「カニの時期にもう一度」と、今回出撃したしだい。その松の湯はちょっと変わった宿泊施設。食事は無いけど、自炊用キッチンは充実している。レクリエーションセンターとの表記もあって、公的な施設なのかもしれない。でも、温泉はかけ流しの高温温泉。温泉のバルブの開閉も自由で好きなように楽しめる。湯量も多い。泉質はちょいと塩気を感じる良い湯だった。

管理のお姉ちゃんは「温泉は夜8時まで」「今日はほかに誰も泊まらないから適当にやってください」と夜9時ごろ姿を消す。普通の湯治宿を想像していた私としては夜間、早朝に風呂に入れないのはちょいと残念だったけど、一泊2250円の宿泊料には納得。

夕食はこれまた昨年6月に立ち寄った、近くの食事処「和心(なごみ)」。刺身盛り合わせ、カニの刺身、カレイ煮付け、ハタハタ塩焼き、シロイカ天麩羅、冷酒1本で3500円。さすがに浜坂漁港のお膝元、船を持っているとの話で魚が美味い、そして安い。大満足の食事だった。

翌朝、7時半、浜坂漁協へ魚のセリを見学に行った。大量のカニ、そしてハタハタ、カレイ、ツブ貝、、、などなど多種多様の魚があがっている。セリ人を囲んで人が群がる。何を言っているのか分からないけど、着々とセリは終わっていく。その終わった魚は次々と片付られていく。気持ちのいいほどの処理スピードだ。そのセリのシステムが分かればもっと面白かっただろう。再度見学し、セリのシステムを学びたい。(2013.1.6)

◆行動記録
 8:40 名古屋発
      18切符(2300円)
11:07 京都
      ホーライ豚マン2個(320円)
11:46 園部
13:05 福知山
14:35 城崎温泉
15:54 浜坂着
      松の湯(1泊2250円)
      入浴
17:30 和心(なごみ)で夕食(3500円)

【城崎温泉駅には雪が残る。静かだ。映画「駅」のワンシーンを思い出す】

【浜坂温泉・松の湯の浴室。左の蛇口が温泉、右が水】

【大量のカニが仰向けに手(足かな)をバタつかせる】

【セリはグングン進む】

【同じカニでも個室を与えられる恵まれたヤツも居る。この扱いの違いが分からない】

【尻尾が箱からはみ出すタラ(眞子入り)。個人的にはカニよりこのタラ汁の方が好きかも・・・。でも、同時に出たらカニを中心に食べる、貧者の私です】

【加藤文太郎愛用のスキー。私の使っているテレマークスキーとあまり変わらない。植村直己も隣の豊岡で生まれている。この地域には伝説的な登山家を生む何かがあるのかも・・・。】

【加藤文太郎記念図書館】

【浜坂の町は落ち着いた良い町だ】

2012年12月31日月曜日

万座温泉(2012.12.26-28)

今から20年近く前、「万座温泉にひなびた湯治場有り」との情報に出かけたことがあった。その時、泊まった宿は普通の宿だったけど、近くに古くて大きな宿を発見。開け放たれた大きな窓の内湯にジイチャン(バアチャンかもしれない)が多数、湯治を楽しんでいた。その宿が日進館だ。

その後、ぜひ泊まりたいと電話するも、三泊以上でないと泊まれないとの返事。現役時代の私にはかなわず、引退してやっと泊まることが出来るようになった。と、言う訳で、ネットで日進館の情報を収集。しかし、何か雰囲気が違う。巨大観光旅館の雰囲気なのだ。

でも、三泊以上の湯治プラン(1泊二食付き5400円)は健在。しかし、空き部屋はなかった。その代わりスキープラン(1泊2食リフト一日券付き8200円)が有った。万座のリフト一日券は4000円なので十分元は取れる。と言う訳で、とりあえずスキープランで26日を予約し、翌27日に今シーズンの初すべりの計画で出撃。現地の状況を見て、27日の泊まりを考えることにした。今シーズン初の厳冬期車中泊も良いかもしれない。

19号線を北上し、塩尻から高速に乗り、上田菅平で下道に降りる。その後、国道144号線で四阿山をかすめて鳥居峠を越え、万座ハイウエーで万座温泉着は午後3時チョイすぎ。万座温泉は吹雪だった。

フロントで翌日の部屋の空き状況を確認すると、湯治部の部屋が空いている模様。1泊2食付で6975円。この吹雪の中の車中泊は厳しいものがある。この年になって吹雪の中の車中泊は世間体もあり、チョイとはばかられる。翌27日の泊まりを予約し、念願の温泉に入る。

日進館の内湯は素晴らしかった。太い柱で支えられた広い内湯に木造りの浴槽が四つ。外にはこれまた木で出来た露天風呂が二つ。外の冷気が適当に入り、人の姿も見えないほどの湯気に包まれた風呂は東北の湯治場にも劣らない。浴槽は白濁した湯に満たされている。供給される湯量も多い。

泊まった部屋は内湯のある本館からはかなり離れた「ゆけむり館」。以前の湯治場の建物を廊下でつないだ建物で、風呂へ入るには一つのエレベーターを挟んで、26の角を曲がり、7つの階段を越えなければならない。温泉に入ると体が丈夫になると言われるけれど、体が丈夫でないと温泉に入れない、と、言うのが真実だ。

食事は本館の食事処でのバイキング。高級な食材はないけれど、暖かい料理が多数並び、私にはとても満足できた。特にこの地域の高原野菜やコンニャクが美味しかった。風呂で会った地元のオッチャンが「ここの野菜は新鮮で良い」と言っていたけど頷ける。山の温泉場でマグロの刺身や冷たい天麩羅が出されると興ざめだもんねえ・・・。

翌日は一転、大快晴。日進館の向かいの万座帝の裏がリフト乗場。今シーズン初のスキーだ。昨夜の新雪が適当に積もり、非常に快適なスキーだった。宿から歩いてゲレンデに出られる温泉付きスキー場は意外と少ない。これからはこのスキープランで湯治付きスキーに再度挑戦したいと考えていたけど、帰宅後、腰痛発生。久々のスキーは衰えつつある体には厳しいかもしれない。でも何とか体を整え、今シーズン再出撃したいと考えている。(2012.12.26-28)

◆行動記録
(26日)
 8:40 中津川発
10:10 道の駅・木曽福島(70キロ)
11:30 塩尻IC(120キロ)
12:45 上田菅平(210キロ)
      1350円(高速代)
13:05 キノコたぬき蕎麦(780円)
14:00 給油(241キロ)
14:28 万座ハイウエー(264キロ)
      有料道路(1020円)
      復路は宿の証明があれば無料
15:15 日進館着(271キロ)
      宿泊(8200円リフト券付き)
(27日) 終日スキー(実際には4時間程度)
      宿泊(6975円)
 
(28日)
 9:45 日進館発
11:25 幸村の里(325キロ)
12:47 姨捨PA
13:17 塩尻北IC(414キロ)
      1250円(通行料)
14:40 倉本
      蕎麦・玄(ざるそばセット1050円)
16:20 中津川(540キロ)

 【このテラス状態のところが内湯から出られる露天風呂】

 【日進館の旧館を回廊が結ぶ、コーナー多数、階段多数、けっこう寒い】
 
 【吹雪いた翌日の朝一番、久しぶりの深雪を滑ることができて嬉しかった】
 
 【白根山の山腹に志賀高原に続くバス道路が見える】
 
【帰る日に万座ハイウエーから浅間山がよく見えた】

鳥取カニツアー(2012.12.23-24)

「タグ付き蟹2匹付を満喫」「往復新幹線利用」「一泊二日三万円」「宿泊は三ツ星ホテル(当社指定)」のキャッチコピーにつられて旅行社主催の団体ツアー参加してみた。常々、気ままな一人旅を楽しむ私。したがって団体ツアーは中学の修学旅行以来、いや現役時代の職場の慰安旅行以来だ。

名古屋駅で集合。その後、京都でバスに乗換え、中国縦貫道、舞鶴若狭自動車道経由で城崎温泉。一風呂浴びた後、香住の蟹料理屋でタグ付き蟹二匹宴会。鳥取砂丘のライトアップイリュージョンを見学後、大山温泉の某ホテル泊。翌日は足立美術館に寄り、その後、境港の水木しげるロードで妖怪関係を見学。お菓子の城でお土産を買って、夜、9時ごろ名古屋へ帰還。

流れるような行動でした。参加者全員の時間厳守に感心し、さらに、添乗員さんとバスガイドさんのプロの仕事振りに感心しつつ、「旅行社主催の団体ツアーも気楽だなー」と感じ、たまには参加しても良いかなと感じている。

今回の旅のメインイベント「蟹宴会」はとりあえず大量の蟹が出たけれど、なんとなくバタバタせわしなく「名古屋の蟹本家の方が食べやすいね」という声もあったことを付け加えます。

◆行動記録
(23日)
 8;45 名古屋発
10:00 京都
10:00 弁当配布(1000円・自前)
12:00 和田山道の駅
13:00 城崎温泉
      鴻の湯入浴(600円・自前)
16:00 香住着
      かに料理総本家(かに八代)
18:40 鳥取砂丘ライトアップ
21:40 大山(ホテル)
(24日)
 8:00 大山(ホテル)発
 9:00 足立美術館
10:40 発
11:45 境港
      回転寿司にて昼食(自前)
12:35 発
12:45 水木しげるロード
      吹雪・寒い
13:45 発
14:30 お菓子の城・寿城
15:00 発
15:50 勝央SA
16:10 発
17:15 赤松PA
17:25 発
18:35 新大阪
19:53 発
20:58 名古屋

 【緑のタグは香住で揚がったものだとか・・・?でも、特段の違いは感じられない。と、言ってもそんなにカニを食べたことも無いので正しく評価できない】
 
 【いろいろ出たけど、少なくてもいいからゆっくり食べたい】

 【初めて訪れた足立美術館】
 
 【足立美術館の庭、ゴルフ場の庭みたい】

2012年12月21日金曜日

しまい弘法(2012.12.21)


しまい弘法へ行ってきた。しまい弘法とは京都東寺で行われる弘法市。毎月21日に行われるが、年の最後の弘法市をしまい(終い)弘法と言って特に賑わう縁日らしい。18切符も有ることとて、散歩がてらに出かけてみた。曇り空の一日だったけど風も無く快適な散歩だった。

お散歩気分の出撃なので出発ものんびり。京都には着いたのは午後2時を過ぎていた。京都駅の南口から八条通りを西に向かって歩き出す。堀川通を超えたあたりですれ違う人が増えてくる。しまい弘法の帰りの人波だ。週末の尾頭橋近辺で見る場外馬券売り場の人波と全体的なカラーが似ているけど、女性が多いところがちょっと違うかな。その人波が沸いてくる方向に歩いていくと、東寺の北西門に着いた。

その門の外にも屋台が並ぶ。初めてのしまい弘法なので要領が分からない。到着した時間が遅かったのか、すでに撤収の準備をしている屋台もある。ここは午前中がメインタイムらしいが、この時間でも十分多くの人が出ている。午前中なら人混み嫌いの私としては絶えられなかったかもしれない。弘法市という抹香くさい名前から、骨董品中心の市かと勝手に思っていたけど、出店している店の種類は多彩だ。ガラクタ的骨董品から食料品、乾物、漬物、衣類、陶磁器、植木・・・等、マッサージも有って、なかなか楽しいラインナップだ。

店を覗いても、やいやい勧められる事も無く、質問すれば丁寧に対応してくれる店が多かった。そんな中で柿渋で染めた衣類雑貨を売っているオッチャンがペットボトルに詰めた柿渋を「これでパンツ」を染めるとオシッコ関係のトラブルに効果があると力説。最近、頻繁に尿意に見舞われる私としては重大な関心があったけど、真茶に染まったパンツを履くのも「なんだかなー・・・」と、購入は断念。そのかわり奈良の御所の工房で焼いていると言う蕎麦猪口としては小さく、ぐい飲みとしては大きいカップを一つ購入。値段は500円だったけど、閉店直前の「しまい弘法」の「しまい」と言うことで400円に負けてくれた。買ったものはこれだけだったけど楽しい買い物だった。

夕方4時近く、ほとんどの店が撤収開始。小腹がすいたので屋台で買った大判焼きを頬張りながら京都駅へ向かって歩く。コーヒー豆を販売している店が、そのガレージで紙カップでコーヒーを出していた。名前は日米珈琲株式会社。いい香りにつられコーヒーを頼んだ。一杯150円。そのコーヒーが美味しかった。コーヒーを飲みつつ、タバコも楽しんでいると、横にいた女性が「カステラどうですか?」と話しかけてくる。遠慮なくカステラを頂戴し、しばし歓談。彼女も滋賀からしまい弘法に来たけど時間が遅く、ほとんど終わっていたとのこと。旅先で見知らぬ人と話をするのは楽しいものだ。

その後、新大阪までJRで出て、新大阪駅のチョイ北、東三国の居酒屋で一杯。戻り鰹のタタキ、塩サバ、牛スジどて焼き2本、酒2合で〆て1610円。安い。恐るべし大阪の居酒屋。居酒屋を出てうどんで締めようと思ったら居酒屋の向かいのうどん屋は閉店。新大阪駅の30%オフの神戸屋のサンドイッチを買って帰宅した。帰宅後、弘法市で買ったカップで焼酎のお湯割を飲みつつこのレポートを書いている。(2012.12.21)

◆行動記録
11:38 金山
12:42 大垣
      210円(ミックスナッツ2)
13:20 米原
14:12 京都
      400円(蕎麦猪口風カップ)
      100円(大判焼き)
      150円(コーヒー)
      700円(豆200G)
16:45 京都発
19:00 東三国居酒屋「依成(よりみち)」
      1610円
20:00 新大阪発
      499円(神戸屋サンドイッチ、3割引)
      野洲で座れた
21:30 米原
22:00 大垣
22:50 名古屋

 【人波は落ち着いたけど、まだまだ賑わっている】

 【焼印店で自分の名前を探すも発見できず。もっと頑張ればあったかも・・・】

 【南大門の外にも屋台が溢れる】

 【日米珈琲株式会社の特設ガレージ喫茶コーナーでコーヒーを頂く、1杯150円、これが美味かった】
 【自宅用にロイヤルブレンド200グラム700円を購入】

【唯一購入した小ぶりなカップ。手作り感溢れるちょっといびつなところが気に入っている。500円を400円に負けてくれた】

2012年12月13日木曜日

湯河原・ままねの湯(2012.12.13)


平塚へ墓参りに行ってきた。この時期の遠出は当然青春18切符。金は無いけど時間は有る。豊橋で乗り換えついでに、壺屋の稲荷寿司、と、思ったけど助六寿司があったのでそちらを購入。しかし、豊橋から先の電車は関西方面の二人がけシートではなく、窓際一例のベンチシート。さらに通勤時間帯。混んでいる。通勤電車で助六を食べるまでの心境にはまだなれない未熟な私は食べたいのを我慢。その我慢も静岡あたりで限界。電車を降りて駅近辺の陽だまりベンチを探す。静岡駅南口から徒歩5分程度歩いて絶好の公園発見。やっと助六を食べた。快晴無風の助六日和。久しぶりの壷屋の助六は懐かしい味だった。

墓参りをサクサクこなし、駅前の「いちかわ」で上ロースカツ定食の昼食。名古屋に比べて東京近辺のトンカツは美味い。頼まなくても大量のカラシもテーブルの上に置いてある。私の好きな食べ方は、大量のカラシを塗りたくった上にウスターソースを掛けて食べること。肉はヒレではなくて脂たっぷりのロース。名古屋名物の味噌カツはなんとなく好きになれない。味噌煮込みうどんは好きだけどね・・・。

最初の助六を食べるまでに飢餓感にさいなまれた私は、勢いで静岡駅ホームのかき揚げ蕎麦も食べ、仕上げに上ロースカツ定食まで食べてしまった。はっきり言って食べすぎである。胃がもたれる。何とかせねば、と湯河原温泉のままねの湯へ寄ってみる。一汗かいて、消化を助ける作戦だ。


ままねの湯は2年前に初めて来た。高級旅館の多い湯河原には珍しい湯治場の雰囲気を残す温泉だ。入口の看板には「霊泉」との表示もある。何に効くのかは知らないけど、長逗留用の宿も併設している。入浴料金200円を払い入浴。シンプルな四角い浴槽は熱い湯に満たされていた。入浴客は4~5人。ペットボトルの水を持ち込み長湯している人も二人ほど。かなり気合の入った湯治風呂と見た。

風呂上りに表のベンチに腰を下ろし、タバコを吸いつつ涼んでいたら、18Lの灯油タンクを4個抱えたオッチャン登場。宿のオバチャンに温泉を郵送してほしいと頼んでいた。郵送してまで手に入れたい温泉の効用に興味がますます湧いてきた。「この温泉は何に聞くの?」と聞いてみる。

こたえは何と「痔に効く」とのこと。ここの温泉を自宅で温め、お尻を浸けると効果があるとか。ペットボトル持込の湯治治療中の痔の人々も同様の病と見た。確認はしてないけど・・・。痔持ち軍団と同じ温泉に浸かった私としてはちょっと複雑な気分だったけど、源泉掛け流しの高温の湯はとりあえず気持ちのいい温泉だった。(2012.12.13)


◆行動記録
 5:19 勝川(始発)
 5:50 金山
 7:11 豊橋
      500円(助六寿司)
 9:43 静岡発
      340円(かき揚げ蕎麦)
11:14 熱海
12:00 平塚
      1100円(上ロースカツ定食)
      420円(ビール)
14:29 平塚発
      210円(コーヒー)
15:00 湯河原
16:00 ままね湯
      (200円)
16:50 湯河原発
17:40 熱海
18:32 沼津発
      210円(ワンカップ)
      680円(鯛めし)
      310円(ホームライナー)
20:13 浜松
20:52 豊橋
21:43 名古屋

 【天気晴朗、平塚街中の歩道橋から見た富士山が美しい】

 【平塚駅前路地のトンカツのいちかわ】

 【湯河原温泉の入口にある五所神社の大クスノキ。大きい、今まで見たクスノキの中で最大かも・・】

 【五所神社の狛犬、愛嬌がある】

 【湯河原温泉の奥にままねの湯はある、路地入口のアーチ型看板にも「霊泉」との表示】

【ままねの湯は見落としそうになる路地のどんずまり】